八幡謙介ギター教室in横浜講師のブログ

ギター講師八幡謙介がギターや音楽について綴るブログ。

人間、社会

「実力を評価してほしい」と嘆く人が理解しておくべきこと

ランキング参加中音楽 アーティストはしばしば「実力を評価してほしい」という願い(ボヤキ?)を口にします。 そこには ・自分(達)は実力がある ・でも正当に評価されていない ・一方で(自分達よりも)実力のない者が評価されている ・実力が評価される…

何かを超長期で継続したければモチベーションは排除した方がいい

何かを始めてそれを継続しようとするとき、モチベーションが大事だと言われます。 ただ、モチベーションが有効なのは短期~中期までで、長期、超長期となってくるとほとんど意味がないどころか、逆に足を引っ張ってくるという現象が起こります。 それらにつ…

継続できる人は淡々としているけど、淡々と継続したからといって上達するとは限らない

これまでいろんな人間を見てきましたが、間違いなく言えることは、何かを継続できる人は皆淡々としています。 一見熱意が見られず、ぱっと見『この人大丈夫かな?』と誰もが思うタイプ、まだ経験の浅い指導者なら『どうせすぐ辞めるだろう』と勘違いするタイ…

「まだやめない」というだけで実はちゃんと先に進んでいる

ランキング参加中音楽 レッスンで何かを教えていると、必ず停滞期が訪れます。 生徒さんは皆一様に、先に進まないことにうんざりします。 そんなときにどう対応しているのかというお話。 トピックを変えるのは絶対NG 停滞を打破するのに最も手っ取り早い方法…

FOO FIGHTERSのドラマー、テイラー・ホーキンス死去で見えてきたデイブ・グロールの等価交換

フー・ファイターズは前から好きだったんですが、常に情報を追っているというほどでもなく、先日初めてドラムのテイラーが亡くなっていたことを知って愕然としました。

『なんでこんなやつが』と思ったらレベルアップするチャンス

何かを目指していて、内心ひそかに見下していた人間が結果を出したり、自分の中で自分より下に位置付けていた人が評価されているのを見ると、誰しも『なんでこんなやつが』と嫉み、憤ります。 僕もそう思ったことは何度もあるし、言われたことも何度もありま…

それぞれのジャンルに向いてる/向いてないはやっぱりあるらしい

ランキング参加中音楽 個人的に、才能というものにはあまり関心がありません。 だいたいどんなジャンルでも努力でぎりぎりプロレベルまでは到達できるし、プロというのは得てして技能と同じくらい人間力が物を言うので、めっちゃ努力して人付き合いも頑張っ…

モンスターペアレント(モンペ)が多すぎるので子供にギターを教えるのを永久にやめます

ギター教室開校当初(関西にいたとき)からずっと迷っていたことがあります。 それは、子供に教えるべきかどうか。 この度完全に答えが出ました。 金輪際子供にギターは教えません。 なぜかというと、モンスターペアレンツ(以下モンペ)が多すぎるからです。

スキルなしでほとんどのライバルに勝つ方法 「めんどくさい」をやる

特に何のスキルもない人が、スキルや経験、センスのある人に勝てる方法はあるのか? 僕は基本、こういったチート的な考えには嫌悪を感じ一切考えないし相手にしませんが、実はひとつだけそういった方法があります。 それは……「めんどくさい」を率先してやる…

横浜でギター教室をしていて感じたこと

改めて横浜でギター教室をしていて感じたこと、特に関西との違いを書いてみたいと思います。 関東でギター教室をやってみたい、ミュージシャンやりたいという方は参考にしてください。

不満たらたらの人がいたら、行動しているかどうかをしっかり見極めよう

不満ばかり言う人間はよくいます。 そういう人を見ると『この人大丈夫かな?』と思ってしまいますよね。 そんなとき、ある点を観察するとその人の本質が見えてきます。 それは、不満を漏らしながらも行動しているかどうかです。 「めんどくさい」「嫌だ」「…

何かをやろうとしたら必ず抵抗勢力に遭って邪魔されたけど、そういう人がいなくなるとそれはそれで怖い

時々思い出すことがあります。 それは、何かをやろうとすると必ず抵抗勢力に遭い邪魔をされたことです。 先日小学校のときの記憶がフラッシュバックしました。 僕は絵を描くことが好きだったのですが、授業で自画像かなんかを描く際、普通ではそうはならない…

タイパ至上主義の今後について考察してみる

最近タイパについてあれこれ考えていますが、そもそもタイパという概念は次の文脈で使われています。 1、サブスクで膨大なコンテンツがいつでも手元にあるのが当たり前。 2、友だちと話を合わせるために沢山のコンテンツを消化しないといけない。 3、そのた…

今後二次元キャラを使ったアバタービジネスが流行りそう

ランキング参加中音楽 ローソンでVR店員が採用されたり、メタバースがじわじわ広がってきたり、今後AR・VRがどんどん社会に浸透していきそうな兆しがあります。 僕も何度か小説で取り上げているので、自分の想像や妄想が現実化してきていることにワクワクし…

講師業の人が絶対にやってはいけないこと

ランキング参加中音楽 講師業をやっている人、これからやりたい人が絶対にやってはいけないことを書いておきます。 レッスンはもちろん、SNSや動画にも適用できます。 音楽講師関連商品をAmazonでチェックする! プリント渡して「はい、これ次回までに」 音…

小さなプライドにしがみついてチャンスを棒にふった人の話

同級生で僕より先にギターをはじめたやつがいました。 仮にAとしましょう。 Aは地元の音楽仲間からはそれなりに一目置かれており、常々「俺にはギターしかない」といったようなことを公言していました。

コミュ症について思うこと

コミュ症という言葉があります。 今までこれを「コミュニケーションが苦手」「人見知り」程度に理解していたのですが、最近ふと見たネットの記事で認識を改めたので、個人的にコミュ症だと思う事例について書いておきます。

「浅くて何がだめなの?」と言う人 ものごとの浅さ/深さについて考えてみた

以前、作品の深みについて話していたとき、ある人が「浅くて何がだめなんですか?」「なぜ深くないといけないんですか?」と訊いてき、唖然として固まってしまいました。 どう答えたかは覚えていませんが、「いい歳して(その方は確か当時40前後)何言ってん…

嫌なことは必ず将来プラスに転嫁できる

僕はこれまで人間で嫌な思いをたくさんしてきました。 たぶん、そういうことが起こるタイプなのでしょう。 財布をしょっちゅう落とす人、怪我ばかりする人、勤め先が毎回倒産する人、恋人に必ずDVされる人……それと同じだと思います。

自分の核となるものがある人ほどそれ以外のことをたくさん経験した方がいい

例えばギターを弾いてプロを目指すとします。 それがその人の核です。 そこでよくあるのが、「ギターや音楽だけ突き詰めるべきか、それとも他のことも経験するべきか?」という疑問。 ギターを弾いてミュージシャンを目指しているのに、小説や漫画を描いたり…

食い気味の返事を連発されたらもう関係性が破綻していると認識した方が良い

横浜でギター教室をやってきて、一つ確信したことがあります。 それは、相手が食い気味の返事を連発するようになると、その時点で関係性は破綻しているということです。 その人はもうこちらの意見をまともに聞いていないし、アドバイスを実行する気もないし…

追記:「成功者は愚痴らない」の嘘 宮崎駿のめんどくさい発言

先日、「成功者の習慣」として、成功者は愚痴らないという共通点を語る人について書きましたが、 k-yahata.hatenablog.com ひとつ思い出したことがあります。 かの宮崎駿監督は、制作時に「めんどくさい」を連発することで有名だそうです。 YOUTUBEで「宮崎…

「成功者の習慣」によくあるミスリード 

成功者の共通点を述べる記事や動画などがよくあります。 多くの成功者に見られる共通の習慣、成功者は○○している、成功者は○○しない……などなど。 個人的にはあんまり興味はないんですが、たまーに目にすると、ふわっとしたミスリードが気になってきます。 成…

「失敗は成功のもと」が具体的にどういうことか解説する

よく「失敗は成功のもと」と言いますが、では具体的にどういうことかというと分かっている人は少ないと思います。 そこで、色々失敗しながら独自のギター奏法や音楽観などを獲得してきた僕が具体的に解説してみたいと思います。 まず、「失敗」という現象を…

改めて、信頼できるのは継続している人だと感じられたこと

とある分野に二人の先生がいます。 仮にA先生、B先生としましょう。 いずれも同じくらの知名度、実力があり、賛否両論でもあります。 ただ、決定的な違いは、 A先生 発言、行動がコロコロ変化する。 B先生 発言、行動が何十年も同じ。 このお二人についての…

怒りや嫉妬は何かのエネルギーになることもあるが、卑屈さだけは何も生まないし、あと醜い

マイナスの感情にもそれなりの価値はあります。 怒りが人に勇気を与えたり、社会をよき方向に向かわせるきっかけになったり、嫉妬が努力の源となることや、関係性のスパイスになることもあります。 また、恐怖は危険回避につながるし、不安から何かが生み出…

社会とアーティストの関係を”そっち側”の論理から考えてみる

小山田圭吾氏の炎上騒動で、僕は「アーティストなんて多かれ少なかれ”そっち側”」と書きました。 k-yahata.hatenablog.com 一定の反響があり、その中で『お前もミュージシャンなら”そっち側”の考えをもう少し詳しく書くべきだろう』という意見が散見され、確…

「まだやってるんだw」と言われるようになったらとりあえず成功だと思っていい

何かを継続していると、必ず「まだやってるんだw」と見下してくる人が出てきます。 単純にイラっとするし、傷付く人もいるでしょう。 また、相手との関係性やタイミング、言い方などで、継続している自分が何か恥ずかしいことをしていると錯覚してしまうこ…

何をやるにしても現実をできるだけ早く知っておいたほうがいい

現実に何かを続けていき、上達しようとおもったらだいたいしんどいことの繰り返しです。 しんどいことが何もないという人はまだ何も始まっていないか、よっぽど精神がアレかのどちらかです。 ギターでいうと、コードをいくつか覚えてそれをタイムに合わせて…

何かを学ぶ際、負荷は可能な限りかけておいたほうがいい

昨今、エデュテイメントというものが流行っているそうです。 これは、エデュケイション(教育)とエンタテイメントを足した造語で、エンタメしながら教育する・学ぶというものを指すそうです。 YOUTUBEによくあるコンテンツで、日本では中田敦彦氏がその代表…