八幡謙介ギター教室in横浜講師のブログ

ギター講師八幡謙介がギターや音楽について綴るブログ。

人間、社会

不安への対処法 <ゴール>を考えるから不安になるので、”今”に意識を切り替えよう

人は誰でも不安になるときがあります。 特に、音楽など芸事で将来食っていきたいと考える人は、誰でも強い不安を持っているでしょう。 そうした不安は強いストレスを生み出すそうです。 また、そうした不安から好きなこと、就きたい仕事を諦めてしまう人も多…

主観と客観をぐるぐる巡っている状態がベスト

何かを続けていると、やがて主観と客観の問題に突き当たります。 自分はこれがいいと思っているのに、人からはダサいと言われた、微妙な顔で「う、うん…」と明らかにリアクションに困られた。 そうして、自分の”いい”が他人の”いい”とは違うらしいという問題…

継続と縁 縁があるかどうかはやめるときに分かる

習い事でも仕事でもなんでもいいんですが、熱心にやっていた割に簡単にやめられる人がいます。 一方、やめようと思っても簡単にやめられない人もいます。 自分の中でも『もうちょっと』『もしかしたらこの先になんかあるかも』『楽しくないわけじゃないし…』…

自分のレベルを低く見積もっても何もいいことはないので、きちんと修正して適正レベルで生きた方がいい

技術、学力、能力、容姿などなど、人にはそれぞれレベルがあります。 そのレベルを測り間違うと色々としんどいことが起こってきます。 今回は、本来レベルの高い人が自分のレベルを低く見積もってしまったケースについてお話します。 美人すぎて困っている人…

準備してから動くか、先に行動してから準備するか

先日、何かにチャレンジしたいとき、入念に準備してから動いた方がいいのか、それとも準備が不十分でもすぐに行動した方がいいのかという相談がありました。 こういった悩みを抱えている人も多いと思うので、僕なりの見解をここでシェアしておきます。 結論…

感動は意外と安っぽいもの 感動以上の価値を知ろう

感動することは素晴らしいことです。 それ自体は全く異論はありません。 が、感動が最高の状態、最高の価値であり全てがそこを目指すべきかというと、意外とそうでもありません。 というのも、感動は意外と安っぽくてインスタントなものだからです。 感動と…

承認を求めて彷徨う承認ゾンビにならないために、根拠のない自信を持っておこう

よく「自信を持つことが大事」と言われます。 また、その自信に根拠がなくてもいいとも言われます。 長年このトピックについて考えてきましたが、現在では基本的に賛成です。 僕も、根拠のない自信は持っておいた方がいいと考えます。 ただ、その理由は少々…

努力の源を外部に求めない方がいい

「誰かの応援で頑張れる」というのは確かにそうです。 身内や他人からの応援は、自分の心の中に不思議な力を生じさせます。 そのおかげで努力できた、辛いことも乗り越えられたという経験は誰でも一度はあるでしょう。 また、そうした経験から今度は自分が誰…

上を見るか下を見るかではなく、大事なのは外を見ること

「人間は二種類しかいない、上を見て戦うか、下を見て満足するか」みたいな格言(?)があります。 前者が正しい人やあり方、後者は悪であり人として怠慢という意味で使われます。 一見正論風で力強く、ロマン主義的な甘いソースもふんだんにかかっていて、…

平等なチャンスという残酷 恵まれないことに愚痴れることは意外と幸せだったりする

世の中は残念ながら不平等です。 何かを目指して皆が同じスタートラインに立てるわけではありません。 また、スタートラインが同じでもある人はボロ船、ある人は豪華客船に乗っていたりします。 また、ある人には最高のクルーがついており、ある人は裸一貫と…

何者かを目指している人は自分を消す努力をしよう

何かを学び、オリジナルを目指す過程で絶対に必要なのは、自分を消すことです。 自分の意思、好き嫌い、(今持っている)個性、その他あらゆる”自分”を一度消さないと一人前にはなれません。 ではまず、自分を消さないとどうなるかを考えてみましょう。 自分…

政治を語るアーティストより政治を語らないアーティストの方がよっぽど政治巧者である

近年、アーティストや芸能人(以下総じてアーティスト)がSNSで政治を語る場面が増え、その都度議論となっています。 「アーティストが政治を語るな」 「いや、アーティストだって政治を語って当然」 個人的には後者の意見に賛成ですが、よくよく考えてみる…

何かを目指している人は、今で全てを判断しないようにしよう

何かを練習している人は、間違いなく全員今それができるようになりたいと思っているはずです。 曲を練習している人は、今その曲が弾けるようになりたい、小説を書いている人は今文章力を上げたい、などなど。 しかし、俯瞰で見ると今できることに意味がない…

虚無を手なずける

何かを目指していく仮定で、人は必ず虚無に襲われます。 虚無とは、「○○しても無駄」「どうせ○○なだけ」などなど、ネガティブな感覚や無気力感です。 これに襲われてしまうと停滞し、先に進めなくなり、やる気が削がれ、その道からリタイヤしてしまう人が続…

自分は信じるべきではないが、他人はいっぺん信じてみるべき

以前の記事で「自分は信じるな」と説きました。 詳しくはこちらから。 k-yahata.hatenablog.com 簡単にまとめると、 ・自分を信じるとできもしないことをやろうとして破滅する危険性がある。 ・やったらできることを「自分には出来ない」と信じることで動け…

好きなことで食っていきたい人ほど自分を疑う必要がある

好きなことで食っていきたいという人はたくさんいると思います。 そういう人に対し「自分を信じろ!」とアドバイスする人がいますが、僕からすれば無責任極まりないと感じます。 好きなことで食っていきたければ、自分は徹底的に疑うべきです。 でないと必ず…

何かを継続していると起こること

最近、このブログでも横浜のギター教室でも継続の重要性についてよく話しています。 今回は何かを継続していると具体的にどうなるのかを、僕の体験から書いてみたいと思います。 あくまで個人の体験ですのでご了承ください。 1 実力がつく 当たり前ですが、…

好き=全肯定する義務、嫌い=嫉妬……みたいな構図が理解できない

何かを好きというとそれを全肯定しないといけない義務を課したり、嫌いというと「嫉妬してる」と言う人がいますが、理解できません。 例えば僕はアイドルが好きですが、アイドル文化の全てを肯定しているわけではありませんし、嫌いなグループもたくさんあり…

マインドセット、メンタルセットはやるだけ無駄だし必要ない

先日、音楽以外で僕にご相談があり、横浜ギター教室でお話をお聞きしました。 ざっくり言うと、目標のために勉強を続けたいけど、モチベーションが続かない、やる気にムラがある、くじけそうになる、などなど。 そこで僕のブログにある「やる気」や「継続」…

ひとつのことがきっかけで人が劇的に変身するということはない

このような文章を目にしたことはありませんか? 自分は落ちこぼれ 周りからは笑われ、見下されていた 自分には才能がない、もう諦めよう… そう思っていたとき、あることに出会い、藁をも掴む思いで手をだしてみると みるみる上達、気がついたらプロに! これ…

才能がーって言う人は努力や金でできることをやり尽くした上で言ってんの?

才能がない? 最近は減りましたが、以前は若い子でまだギターも全然弾けないうちから才能について悩む人が一定数いました。 『自分は才能がないから…』 『先生、僕才能ありますか?』 などなど。

コロナ渦が収まる頃にはYOUTUBEはテレビ化している

コロナウイルス拡散以後、YOUTUBEに次々と大物が参戦し、その流れは止まりそうにありません。 一部挙げると、中川翔子、松田聖子、玉置浩二、橋下徹などなど。 スポーツやその他専門分野でも、その道で有名な人のYOUTUBEチャンネル開設は増えているそうです。

心(気分)に従うと継続できなくなる 何かを続けたければ心を無視して動けるようになろう

ここ最近、何度か「やる気」について書きました。 k-yahata.hatenablog.com k-yahata.hatenablog.com 「やる気」も含めて、気分に左右されると物事の継続が困難になります。 なぜかというと、気分というのは常にコロコロと変わりコントロールが難しいからで…

学校の勉強が何の役に立つのかをギタリストが考えてみた

歴史や数学など、学校で習うことが将来何の役に立つのかといった議論はよく見られます。 まあ、中には学校で習ったことがそのまま社会で役に立つケースもありますが、ほとんどは役に立ちません。 じゃあ学校なんていらないじゃないかというと、大人になって…

怒られ慣れって何? 大人は怒るとき何を考えているのか、若者はなぜ怒られても動けないのか

「最近の若者は怒られ慣れていない」とよく聞きます。 だから怒ったら/怒られたらそこでコミュニケイションが終了してしまうとかなんとか。 これについて、どちらかというと若い子が弱くなってしまったことが悪いけどそれに合わさなければ仕事や学業が回ら…

ギターレッスンで見えてきた人間の不条理

関西と横浜で長年ギターレッスンを行ってきて、人間とはつくずく不条理な存在であるということが身にしみて分かります。 といってもそんなに深刻な話ではなく、「分かっちゃいるけどできない」というレベルの話ですが。 例えば何かを習得したいとします。 練…

長期継続するから失敗が失敗でなくなる、短期だと失敗だけで終わる可能性が高い

失敗したくないという考え方や、失敗そのものについて。 失敗への過剰な恐れは、恐らく短期でものごとを捉えているから起こるのだと思います。 この場合短期とは5年以下です。 5年で十分成功しようと考えたとき、1年失敗するともう1/5の時間をロスした…

継続は短期と長期で取り組み方が正反対となる

何事も継続しないと意味がありません。 そこで、継続するための方法論や心構えなどがあり、それらを実践している人も多いと思います。 ただ、一口に継続といっても、短期と長期では取り組み方が正反対となり、一方で有効な方法論が他方では全く無意味となる…

何かをはじめたり継続する際、理由があると、その理由のせいで潰れるかもしれない

人は何かを継続する際、たいてい理由が必要になります。 好きだから、キラキラしたいから、役に立ちそうだから、応援してくれる人がいるから、などなど。 それらが力になり、継続し、やがて花開く人もいます。 我々がよく目にするエピソードもそうした成功者…

失敗は単なるデータでしかないと考えると行動しやすくなる

最近、堀江貴文氏のYOUTUBEチャンネルをよく見ています。 起業を目指す若い子の質問に堀江氏が辛辣なコメントをする一種のエンタメとして非常に面白いのですが、質問のほとんどが「失敗したくない」という文脈で書かれてあって考えさせられます。 というか、…