2018-06-01から1ヶ月間の記事一覧
ピッキングの研究をずっと続けていますが、ここ数ヶ月問題が発生し、それをクリアする過程で改めてわかってきたことがあります。 ピッキングで行き詰まる原因の多くは、ピッキングのラインを二次元で捉えているからです。 言い換えると、ピッキングを線で捉…
ジャズを学ぶ過程で必ずⅡ-Ⅴ-Ⅰの弾き方を学びます。 もちろんそれは重要なことなのでしっかり学んでおくべきなのですが、これをひとつのパッケージとして学んでしまうと色々やっかいなことになってきます。 よくあるのが、Ⅱ-Ⅴ-Ⅰだけやたらと流暢で、それ以外…
アドリブで譜面を見ないというのは実はかなり重要で、海外ではわりとやかましく言う講師は多いです。 しかし、残念ながら日本ではほとんどそれが伝わっていません。 これもお国柄なのでしょう。 なぜ譜面を見ないことが大事かというと、そうでないと会話にな…
横浜ギター教室の生徒さんから「ジャズギター入門として最適なアルバムは?」とよく訊かれるのですが、だいたいケニー・バレルの「Midnight Blue」と答えています。
関西で教えていたときも、横浜にギター教室を移してからも、ちょくちょく「ワンチャン無料で」みたいな人が来ます。 僕の教えていることに興味がある、でもできればお金は払いたくない、もっと言えば足も使いたくない、そこであらゆるツールを使って無料でど…
アドリブを長年行っていると、必ずフレーズや音を減らすという方向に向かいます。 年齢から来るものなのか、洗練されてくればそうなるのか、理由はわかりませんが続けていれば必ず”減らす”方向に向かいます。 しかし、アドリブのとっかかりから一応出来るよ…
日本人は一生懸命に対する神話を持っています。 何事も一生懸命やりさえすれば結果がついてくる、成功する、というあれです。 そうならない場合はまだ一生懸命さが足りない、命をかけていない、とまで考える人もいます。 はっきりいってこれは嘘です。 一般…
僕の世代(1978年、昭和53年生まれ)は、ハラスメントによって能力を引き上げるという指導法が当たり前に行われていました。 怒鳴る、暴力(体罰)、人格否定、脅迫、強要、果ては洗脳などなど。 そうした指導者が口を揃えて言うのは、「相手のため」…
教室にジャズを習いにくる人には、とにかくビバップの名盤を徹底的に聞き込んでくださいと伝えます。 もちろんアーティストやアルバムもその人によって異なるものをそのときそのとき提示します。 とりあえず聴いてもらって、折に触れポイントを解説したりも…
個人的に、歌に対してずっと興味があり、自分なりに歌とは何か的なこともブログに書いたりしてきて、横浜ギター教室に習いに来てくれるヴォーカリストさんもちょいちょい増えてきました。 そういえばヴォイトレについて書いたことがなかったので、今回はそこ…
何かのファン(ヲタ)をやっている人は、ファン(ヲタ)であることの義務を一度全部無視すれば心から楽しめるようになると僕は思います。 例えば僕はアイドルが好きですが、義務らしい義務は一切行いません。 CDを何枚も買う、ライブや握手会に行く、SNSで拡…
前にも少し書きましたが、人は原理的に自己否定できない生き物です。 k-yahata.hatenablog.com それと同じで自分に厳しくすることも原理的にできません。 それを図式にしてみましょう。 まず<自分>がいます。 そしてその<自分>に厳しくあたる<メタ自分…
僕は今年40になりますが、この歳になって実感するのは、いつまでもドキドキできるのは十代の頃に接した音楽だけだということです。 遅くてもぎりぎり21、2歳ぐらいまでが限界でしょう。 もちろんそれ以降に聴いた音楽にドキドキしたりハマることもあり…