八幡謙介ギター教室in横浜講師のブログ

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継続できる人は淡々としているけど、淡々と継続したからといって上達するとは限らない


八幡謙介ギター教室in横浜

これまでいろんな人間を見てきましたが、間違いなく言えることは、何かを継続できる人は皆淡々としています。

一見熱意が見られず、ぱっと見『この人大丈夫かな?』と誰もが思うタイプ、まだ経験の浅い指導者なら『どうせすぐ辞めるだろう』と勘違いするタイプです。

そういう人は1年たち、2年経ち、3年、5年と経ってもまだ続けており、気が付けば古参になっていたりします。

これは僕の教室でも言えることですし、他の講師さんと話していても皆同じようなことをおっしゃいます。

 

そうしてだいたい「こういう人が上達する」という例になっていくのですが、もう一歩踏み込んで考えると、実は淡々と継続する人が必ず上達するとも限りません。

もちろん前提として継続しないと上達は絶対にしないのですが、継続それ自体は上達を必ずしも保証しないということです。

過去色々な場面を振り返っても、歴だけはやたら長いのに基本的なことが全然できず、すぐ新人に追い抜かれるという人を沢山見てきました。

だからといって継続に意味がないとは今は思いませんが、純粋に上達という観点から見ると継続だけが上達のファクターではないということが分かります。

 

たぶん歴のわりに上達しない人はやや情熱が足りないのでしょう。

もう少し燃え上がったり冷めたりした方がたぶん上達にはいい燃料になるのだと思います。

一方で、過剰に燃え上がる人は冷めるのも早く、冷め方も強いので早期に辞めてしまう確率が高くなります。

ということは、継続しつつ上達するためには基本は淡々としながらも、時に適度に燃え上がり、時には冷めて、それでもぎりぎり続けていくという絶妙な取り組み方が必要だということでしょう。

じゃあどうしたらそうなれるのかというと、もはや僕には分かりません。

他人から与えられるものでもないし、かといって自分でコントロールできるものでもないし、親が教育してそうなれるものでもないし……

結局のところ、淡々と継続しつつ上達できる人は、最初からそうなのか偶然そうなっていったとしか言えません。