八幡謙介ギター教室in横浜講師のブログ

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2019-07-01から1ヶ月間の記事一覧

二十代後半で必ず謎の万能感が訪れるので、その時に頭を押さえてくれる人が必要

以前どっかで書いた覚えがありますが、人はなぜか二十代後半ぐらいで謎の万能感に襲われます。 自分はもう何でも知っている、何でもできる、やりつくした、といった感覚です。 もちろんこれは錯覚なのですが、二十代後半という独特の年齢からそれに気づかず…

遠く遠く/槇原敬之 歌詞解説

サビからはじまるパターン。 ここでまずこの歌詞の主題がはっきりと提示されています。 夢を見て上京した青年、遠く離れた故郷にいる仲間たち、彼らにも自分の存在が「わかるように」きっと成功してみせるぞという決意を表明した歌です。 ポイントは、「力い…

創作活動をめんどくさいと感じない人はたぶん好きの範囲内でしかやってない

僕はこれまでいろんな形で本を書いてきました。 教則本、小説、エッセイ的なもの……。 人から見たらさぞかし文章を書くのが好き、本を書くのが好きなんだと思うかもしれませんが、正直そこまで好きでもありません。 なぜなら、めんどくさいからです。 世の中…

表現する側にいるのにじっと代弁者を待っている人

本来表現する側なのに、なぜか自分の意見を言わず、代弁者をじっと待っている人がいます。 SNSなどの言葉としてもそうだし、表現としてもそういった姿勢の人はいます。 そうして、自分が言いたかったことを言ってもらえたら「よくぞ言った!」と賛同する。 …

ヴォイシングって何? ギターにおけるヴォイシングとは

ランキング参加中音楽 音楽用語でヴォイシングというものがあります。 ギタリストは意外と知らない人もいたり、名前はしってるけど具体的に何のことなのかわからないという人もいるでしょう。 ヴォイシングの特徴を簡単に説明すると、以下3点になります。 …

日本人がジャズを演奏するとき、一番難しいのはエンディング 

エンディングは難しい 日本人がジャズを演奏するとき、最も難しいのがエンディングです。 なぜなら、エンディングをきっちり成立させるためには、強い意志と強引なディレクションが必要だからです(事前に打ち合わせができる場合はまた別の話。今回はセッシ…

大きな玉ねぎの下で/爆風スランプ 歌詞解説

物語のスタート ペンフレンドの二人の恋は つのるほどに悲しくなるのが宿命 また青いインクが涙でにじむ切なく ネットも携帯もない時代、なにかのきっかけで文通をはじめた男女が手紙のやりとりを通して恋心をつのらせている。 既に「ふたりの恋」と言ってい…

イングウェイのTrilogyが弾けそうな生徒さんが増えてきた

横浜ギター教室にて、今教則本に書いている新しいフォームでイングヴェイに挑戦している生徒さんが数名いらっしゃいますが、フォームが整ってくると皆「もうちょっとやったら弾けそう」というところに来ています。 まあさすがに簡単にはいきませんが、フォー…

LOVE LETTER/槇原敬之 歌詞解説

いきなりちょっともやっとしていますが、これは「君」と主人公の距離を表しています。 一行目は、「線路沿いのフェンス」越しに就職で地元を離れる「君」を見送っている主人公。 微妙な距離感はこの後ではっきりしてきますが、この一行目は物理的な距離です…

ジャズの演奏で「歌っている」の基準は?

ジャズで「歌う」とは? ジャズでは、楽器の演奏が「歌っている」ことが重要視されます。 ただこれはミュージシャン用語なので真意を掴むことがかなり難しく、だいたいは間違った方向で理解してしまいます。 その最たるものは、歌っている=流麗なフレージン…

はじめてのジャズ47 日本人がジャズを演奏する際、スイングの次に難しいのは小節をまたぐこと

僕は留学していた頃からジャズと日本人の関係性をずっと考えてき、近年はこのブログで発表してきました。 ここ数年でジャズの生徒さんが増えてき、いろんな人にジャズを教えるようになって改めて分かってきたことは、小節をまたぐのは日本人には相当難しいと…