八幡謙介ギター教室in横浜講師のブログ

ギター講師八幡謙介がギターや音楽について綴るブログ。

コード進行、ヴォイシング

コード進行は作者の意図を想像することに意義がある

ランキング参加中音楽 コード進行を勉強している人は多いと思います。 作曲やアレンジには必須ですし、アドリブなんかをやる場合もコード進行は理解できていないといけません。 また、コードを取るのが趣味という人もいるでしょう。 では皆さんは、コード進…

ギターのコードヴォイシングを単体で考えるのではなく、全体の中で考えられるようにしよう

ランキング参加中音楽 少し前、たまたま観たギター動画で、ギタリストがヴォイシングについて語っていました。 珍しいなと思って観ていたら、「ギターでコードを格好よく弾きたかったら、このように半音をぶつけるコードを弾くといい」みたいなことを言って…

譜面の書き方14 コード表記の種類

ある程度コードが分かってき、自分でも譜面にコードを書くようになってくると、必ず迷うことがあります。 それはコードをどう表記するかです。 というのも、コード表記は必ず複数あるからです。

歌詞の上にコードだけ書いてあるやつは譜面ではないし、読みにくい

ランキング参加中音楽 レッスンの課題で生徒さんにコードを取ってきてもらう際、高確率でもってこられるのが、小節がなく、歌詞の上にコードだけ書いてあるやつ。 あれ、そもそも譜面じゃないし、すっごく読みにくいのでやめてほしいです。 特にミュージシャ…

非ギタリストのためのギタリスト取り扱い説明書

ランキング参加中音楽 以前から時々、「ギタリストが何考えてるのか分からない」「ギタリストの扱い方が難しい」「ギタリストってなんでこれができないの?」といった苦情を聞くことがありました。 その都度「ギタリストってこうなんだよ」と説明してきたん…

プロギタリストやりたいならディレクターの言うこと全部聞け

ランキング参加中音楽 プロのギタリストになるために何をすればいいかみたいなことをちょくちょく書いてきましたが、ひとつ言ってなかったことがあります(過去記事は下記参照)。 それは「ディレクターの言うことを聞く」ということです。 極論すれば、ディ…

スタジオミュージシャンになるために覚えておきたいギターの超重要スキル

スタジオミュージシャンになりたいというギタリストは、いつの時代も一定数います。 そこで、これができればスタジオミュージシャンになれる、しかも引っ張りだこの売れっ子になれるというギタースキルがあるのでご紹介します。 これは「たぶん」とか「運が…

ジャズのアドリブにおけるロスト対策

ジャズを教えていて、ロスト(コード進行を見失うこと)対策はどうすればいいかとよく訊かれます。 僕も学生時代はロストしないためにどうすればいいかを模索していました。 その後プロ活動をするようになり、自然とロストをしなくなったのですが、何をして…

サンボマスターのコード進行が難しくて面白いので、作曲する人はチェックしておくとためになるはず

年末年始のどこかで、たまたまTVか何かをつけたらサンボマスターが出ていました。 懐かしいなーと聞いていると、コード進行が面白いことに気づきました。 そこでふと、そういえば「世界はそれを愛と呼ぶんだぜ」も確か面白いコード使ってたなと思い出して聞…

今からプロのギタリストを目指す人は大チャンスが転がっている

私見ですが、今からプロギタリストを目指す人には何十年に一度の大チャンスが目の前に転がっていると考えられます。 先に結論をまとめると、

ギターのコードチェンジが苦手な方は次のコードをイメージするタイミングを考えてみよう

コードチェンジが苦手という方は多いと思います。 ここで言う「コードチェンジ」とはコード進行のことではなく、コードからコードに移ることです。 ひとつひとつのコードはちゃんと押さえられるけど、複数のコードをテンポに合わせて押さえていくことができ…

コードヴォイシングの転回形をギターの指板で理解しよう 4

これまでの記事。 k-yahata.hatenablog.com k-yahata.hatenablog.co k-yahata.hatenablog.com ここまででコードのの引き算、転回形、さらに引き算、そして転回形を動かすということをご説明してきました。 では最後に転回形でコードをつなげていきましょう。…

コードヴォイシングの転回形をギターの指板で理解しよう 3

これまでの記事。 k-yahata.hatenablog.com k-yahata.hatenablog.com ここまでで、コードの原型から引き算→転回→さらに引き算、と変化してきました。 では今度は、これらのヴォイシングを「動かす」ということをやってみたいと思います。 ヴォイシングを動か…

コードヴォイシングの転回形をギターの指板で理解しよう 2

前回の記事。 k-yahata.hatenablog.com 前回はCの転回形をご説明しました。 今回はそれらのコードをさらに引き算する方法をご説明します。 転回形をさらに引き算する <EGC>と転回させたコードを、さらに引き算してみましょう。 1・2弦だけにすればGC、2…

コードヴォイシングの転回形をギターの指板で理解しよう 1

本ブログでコードヴォイシングについて何度も書いているので、そちらについてはぼんやりと理解している人も多いかと思います。 今回は一歩進んで転回形のお話をしたいと思います。 「転回形」とは、コードの積み方を変えていくことです。 例えば<ドミソ>を…

コードヴォイシングをしっかり学んでおくとプロの現場に即応できるようになる

横浜のギター教室でプロになりたての生徒さんがいますが、実践的なコードヴォイシングを教えていたところ、バッキングがめきめき上達し、今では周りのギタリストがついて来られないほどギターのコードワークに精通するほどになりました。 何を教えたのかとい…

横浜ギター教室で教えている内容で一番使えるのはギターのためのヴォイシング

横浜ギター教室では様々なレッスンを行っています。 脱力、アドリブ、耳コピ、作曲、作詞、教室運営相談などなど。 それらの中で、実は一番使えるのはギターのためのヴォイシングです。 もちろん他が使えないわけではありませんが、脱力やアドリブなどは時間…

「おジャ魔女カーニバル」コード解説 ~上昇クリシェを学ぼう

クリシェとは、簡単に言うと楽曲の中で半音ずつ上昇/下降するラインのことを言います。 だいたいはハーモニーの中に忍ばせるタイプが多いのですが、ベースがクリシェしていることもあります。 半音ずつ下降していくパターンはかなり多いのですが、上昇する…

「そのコードなんか歌いにくい」に対応できないギタリストはサバイバル能力ないと思っといたほうがいい

当たり前ですが、ギターはコード楽器です。 また、コードを弾ける楽器というのは、意外なほど少ないものです。 一般的な楽器としてはギターとピアノぐらいでしょう。 そうなると当然、コードに対するスキルが求められます。 ただ、ギタリストは他楽器の人が…

ツインギターのアレンジ法 ひとつのコードをふたつのギターでどう役割分担すればいいか

ギターを2本入れたい 作曲、アレンジ、あるいはバンドでギターを2本入れたい(既に二人いる)、でもどうやって振り分けたらいいのかわからない……。 そういう悩みを抱えている人(バンド)は多いと思います。 ギター2本でパワーコードも味気ないし、かとい…

ギターでコードチェンジができない! コードをスムーズに切り替える練習法

音楽用語で「コードチェンジ」とは本来コード進行のことを指しますが、ここで言うコードチェンジとはコードからコードにパっと切り替えるという意味です。 一個一個のコードはちゃんと押さえられても、コードチェンジができないと曲が弾けません。 そこで今…

ギターコード研究は時間の無駄 

ギターのコード研究は時間の無駄 ギタリストが行うコード研究はたいてい時間の無駄です。 なぜかというと、コード研究は得てして足し算になるからです。 どんな分厚いコードを作れるか、どれだけテンションを乗せられるか、どんな奇抜な響きに出来るか、ピア…

ヴォイシングって何? ギターにおけるヴォイシングとは

ランキング参加中音楽 音楽用語でヴォイシングというものがあります。 ギタリストは意外と知らない人もいたり、名前はしってるけど具体的に何のことなのかわからないという人もいるでしょう。 ヴォイシングの特徴を簡単に説明すると、以下3点になります。 …

アドリブでコード進行が俯瞰で見えたときにできる具体的なこと

例えばC△7からA7に行くとします。 このとき、俯瞰できていない人はC△7を弾いているときはC△7しか見えていません。 そしてA7に入った瞬間、あるいはちょっと遅れてからA7を認識すると思います。

アドリブするとき、”今”弾いているコードに没頭してはいけない

アドリブがある程度できるようになってき、コードトーンも的確に使えるようになってくると、じゃあそろそろ小節をまたいでみよう、コードとコードの境目を崩していこう、となります。 しかし、これがなかなかできません。 なぜなら、初心者から中級者は”今“…

オープンコード(ローコード)はエレキギターのコードではない

横浜ギター教室でレッスンをしていると、オープンコード(ローコード)しか知らない人が意外と多いことに気づかされます。 実はこれ、エレキギターではかなりもったいないし、色々問題も起こってきます。 そもそもオープンコードってエレキギターで弾くコー…

ギタリストに一番必要な能力はヴォイシングの幅

ギタリストに一番必要な能力とは何でしょうか? 速弾き? アドリブ? グルーヴ感のあるリフ? カッティング?…… 確かにそれらも求められていますが、僕が思うのは、「ヴォイシングの幅」であると思います。

歌伴(歌の伴奏)のためのコードヴォイシングの作り方

以前歌伴をやっていたときに編み出した(?)ヴォイシング。 まず、コードにメロディの音を必ず入れるようにします。