時々思い出すことがあります。
それは、何かをやろうとすると必ず抵抗勢力に遭い邪魔をされたことです。
先日小学校のときの記憶がフラッシュバックしました。
僕は絵を描くことが好きだったのですが、授業で自画像かなんかを描く際、普通ではそうはならない変な視点で描いていました。
理由は分かりませんが、なぜかそうしたかったようです。
すると担任が「視点がおかしいから描き直しなさい」と言ってき、ありきたりの自画像に直されました。
今考えると現在の僕の片鱗を覗かせる出来事で、俺は小学生からジャズだったのかな?とニヤリとしてしまいますが、教師に反抗して自分を貫く根性はまだなかったようです。
こんな感じで普通と違うことをやろうとして大人や周りに直されたり笑われたり本気で頭おかしいと心配されたりしたことが多々ありました。
が、結局ミュージシャンになりわりと好きなことを好きなようにやってるので、最終的にはそうした人たちに勝ったということになるのでしょう。
僕を潰して社会のロボットに育てあげようとしていた人たちは残念でした。
そういう人たちと会うことはもうないでしょうが。
ただ一つ気を付けたいのは、年齢的にも立場的にももう抵抗勢力が出て来ないことです。
人間とは不思議なもので、あれだけ抵抗勢力を憎んでいたのに、「お前がそう考えて行動しているんならそれが正しいんだろうな。もう自分には分からレベルだから邪魔しないよ、好きにやりな」といった反応をされると拍子抜けしてつまらなくなってきます。
僕の言うこと、やることが正解だと頭から信じる人もいるでしょう。
抵抗されると鬱陶しい、でも何でもありがたがられると怖い……
人間とはつくずく不思議な生き物です。