横浜でギター教室をやってきて、一つ確信したことがあります。
それは、相手が食い気味の返事を連発するようになると、その時点で関係性は破綻しているということです。
その人はもうこちらの意見をまともに聞いていないし、アドバイスを実行する気もないし、さっさと話終わってくれねーかなと思いながら一応聞いているふりをしています。
プラス、ささやかな抵抗として食い気味に返事をしていらつかせてやろうと思っているのでしょう。
過去にトップクラスで教室に迷惑をかけてきた生徒さんは、必ず皆この食い気味返事をしていました。
といっても最初からではありませんが。
ある時期、たぶん僕に対して不満や反感を持ち始めてから食い気味返事をはじめ、そこから態度がどんどん悪くなっていきました。
あまりイメージないかもしれませんが、僕はこうして関係性がこじれはじめると、必ず一度は丁寧に諭します。
そういう態度を取るべきではない、それはあなたのためにならないし、いいレッスンにならないと冷静に告げます。
しかし、食い気味返事プラスなんらかの迷惑をかける人がそれで改善されたということは一度もありません。
食い気味返事をしない人は、注意されたらだいたい理解して直してくれます。
そして、改善されればそれでその問題は終了です。
しかし、食い気味返事の人が諸々の態度を改善したことは一度もありません。
つまり、食い気味返事とは、相手からの最後通告ということです。
自分はあなたに不満を持っています、あなたのことが信用できません、尊敬していません、嫌いです……これが食い気味返事のメッセージです。
ですから、食い気味返事を連発する人がいたら、残念ながらその人との関係性は破綻していると捉えるしかありません。
そうした関係性をどう処理するかはその人や状況次第ですが。