改めて横浜でギター教室をしていて感じたこと、特に関西との違いを書いてみたいと思います。
関東でギター教室をやってみたい、ミュージシャンやりたいという方は参考にしてください。
関西のときは今よりもかなり安かったものの、それでも月謝や入会金に対するクレームはちょいちょいありました。
なので横浜のギター教室では当初そこにかなり気を配っていたんですが、むしろ「安すぎて不安」みたいな声をきいてびっくりしました。
今は平均よりやや安い程度で抑えています。
ちなみに、調べてみると東京では1時間2万とか3万の教室もありびっくりします。
関西では絶対に無理でしょうね…
「言い値」を受け入れる関東文化を感じます。
関西にいたときは「首都圏」と聞いても広すぎて規模感が全く理解できませんでしたが、横浜でギター教室をはじめてすぐ、神奈川はもちろん東京、千葉、埼玉、静岡からも生徒さんが来てびっくりしました。
首都圏のフットワークってこんな感じなんだ…と肌で感じられた出来事ですね。
今では関東はたぶん全域から生徒さんが来られています。
さすがに茨城、栃木、群馬あたりはそれぞれ過去に一人ずつぐらいですが、東京、埼玉あたりはそんなにめずらしくない生徒さんですね。
千葉からだと「おー!」と思いますが。
ちなみに関西だと滋賀が地理的に中心に位置しますが、そもそも関西人が滋賀に何かしに行くということはほとんどないので、他府県から生徒さんが来るなんてのはかなり珍しかったですね。
まあ僕もそこまで知られていなかったというのもありますが。
こっちだと東京の人が横浜で何かをするというのは珍しいことではないようですね。
あと、近いし…
滋賀で教えてたときは教室にプロが習いにくるなんてことは一度もありませんでしたが、横浜でギター教室をはじめると、定期的にプロや業界の人が習いに来てくれて驚きます。
そのうち何人かは「習いたかったけど滋賀までは遠いので断念した。横浜に来ると知って連絡しました」と言ってくださり、こっちに来てよかったなとしみじみ思いました。
あと、メジャーまで行ってグループが解散し、事実上引退した人も多いですね。
こういった首都圏の層の厚さも横浜に来ないと分からなかったことです。
地方ってプロミュージシャンに出会うことすらあんまりなかったりしますからね。
これは僕のレベルや教室運営にも関係しているので当たり前のことかもしれませんが、滋賀で教えていたときは1年2年で辞める人が多かった気がします。
しかし横浜のギター教室では過去最長12年、現在最長11年、5~6年の人もザラにいます。
もちろん1回だけの人もいるし、数ヶ月で辞める人もいますが、最近はかなりめずらしくなりました。
当然滋賀にいたときの方が未熟で今よりも無名だったし、そこから僕もギタリスト、講師として成長し、対人スキルもアップし、教室運営もブラッシュアップしているので、生徒さんが長く続けてくれるようになったのも当たり前かもしれません。
ただ、関西人と関東人で比べると、関東の人の方が気が長いような印象があります。
最後に、これは教室とはあんまり関係ありませんが、横浜というか神奈川で教えていると、神奈川県の主要都市にある地域の色の強さを感じます。
横浜の人は横浜っぽいし、横須賀の人はいかにも横須賀って感じを出してるし、葉山はまた違っているし、鎌倉もそれらとまた違う印象があります。
私見ですが川崎ってちょっと東京っぽさを感じるのは僕だけでしょうか?
川崎っぽい人ってあんまりいない気がします。
関西ってこういうのないんですよね。
京都でいうと、洛中の人と伏見や宇治の人が見た目でそこまで違うということはありません。
滋賀もどの街行ってもだいたい一緒ですしね。
でも神奈川や東京だと地域ごとの違いが印象で出てますよね。
その辺がなんか面白いなと今でも思います。