ピッキング
サークルピッキングというピッキング法があります。 これは親指の屈伸を利用してピックが楕円を描くように往復するピッキングで、速弾き系のギタリストに多く採用されています。 これ自体が悪いわけではないのですが、ここに非合理性が存在することをはっき…
ランキング参加中音楽 ギタリストの人は「ギターのサウンドとは何か」と訊かれて、どう答えますか? ギターの振動? ピックアップのキャラクター? アンプの特徴? 機材の組み合わせ? どれもギターのサウンドの要素ではありますが、核心を突いた答えではあ…
ランキング参加中音楽 ギターをある程度やっている人は「インサイド・アウトサイド」という言葉を聞いたことがあると思います。 これは、例えば1弦→2弦とピッキングする際、弦と弦の内側をピッキングするのか、外側をピッキングするのかということです。 確…
先に言っておくと、以下は僕個人の感覚です。 ジャズ同様ブルースファンもあれやこれやうるさいので、「じゃあこの人はどうなんだ」「あの人はどう説明するんだ」と言う人が必ずいますが、それはそれ、僕は僕です。
「ギタリスト身体論3」で、僕が開発したピッキング「八幡式ピッキング」を解説しました。
今回はギターのピッキングについて、恐らく誰も言及していない、考えたことすらないトピックを書いてみたいと思います。 ちなみにこれは「ギタリスト身体論3」にも書いていません。
スタジオミュージシャンになりたいというギタリストは、いつの時代も一定数います。 そこで、これができればスタジオミュージシャンになれる、しかも引っ張りだこの売れっ子になれるというギタースキルがあるのでご紹介します。 これは「たぶん」とか「運が…
ギターを弾く際、右手で弦をはじくことを「ピッキング」、左手で弦を押さえることを「フィンガリング」といいます。 今回は初心者向けに一番大事なことだけを書いておきます。
ピッキング研究の仕上げにずっとイングヴェイの「Far Beyond The Sun」をコピーしていますが、なかなかあとちょっとのところで満足いくように弾けません。 一応最後まで弾けてるけど、どうしても納得できないし、完走率も5回に1回ぐらいです。 たぶん根本的…
ギタリストにとって避けて通れない問題、それが速弾きです。 僕がギターを弾き始めた中学生の頃から2022年現在まで、ギター界で速弾きが廃れたことはたぶん一度もないでしょう。 そして、いまだに世界中のギターキッズが速弾きに憧れ、研鑽しています。 では…
今までいろんな人に音楽を習ってきて、一番よかったこと、感謝していることは、自分の状態をはっきり言ってくれたことです。 それをしてくれた先生は、覚えているだけでは一人だけ、教則本にも書いたリッチー・ハート先生です。 リッチーは大学のときの先生…
最近約30年ぶりにイーグルスのホテルカリフォルニアをコピーしていました。 k-yahata.hatenablog.com 記念に動画にしておきます。 youtu.be iphoneにSHUREのコンデンサマイクを挿して一発撮りです。 ギターはプロト改、アンプはROLAND Blues Cube、エフェク…
ギターの世界で「ピッキングのニュアンス」という言葉があります。 僕も10代の頃に雑誌などでこの言葉を何度も見かけて、何だろうと不思議に思っていました。 ただ、当時の雑誌などでは詳しい説明はなく、ギタリストの方も「できるやつにしかできない」と…
僕は速弾きの専門家ではありませんが、教室ではある程度までは教えています。 今回は「ギタリスト身体論3」で公開した八幡式ピッキングにおける速弾き理論をご説明します。 速弾きの目的 そもそも、速弾きの目的とは何か? 言うまでもなく、<速く弾く>こ…
たぶん前もどこかで書いたような気がしますが、もうおさらい。 ギターで何かを弾いていて、技術的に弾けないフレーズがあったとします。 恐らく、ほとんどの人はその箇所をたくさん練習することでクリアしようとするでしょう。 あるいは、弾けない理由を分析…
12月18日についに刊行となる「ギタリスト身体論3 新世紀ピッキング理論」。 現在予約受付中ですが、なんとAmazonの「エレキギター・スコア・音楽書」ランキングで2位を獲得しました。 1位はあのCHARさんの自伝(?)。 CHARさんに負けたなら本望です。 まだ…
独自のピッキングフォームを教えはじめて数年になりますが、どうも横浜ギター教室の生徒さんを見ていると肩の使い方が甘いのが分かってきました。 というのも、肩を使う際はがっつり三角筋という筋肉を使うので、ある種筋トレになります。 ちょっとやるとす…
ギターを弾くとき、右手を必ずギターの弦がある位置まで持ち上げます。 そうしないとピッキングができません。 ということはつまり、ギターを弾いているとき、腕一本をずっと支えているということになります。 じゃあどこで(どの筋肉を使って)支えているの…
僕は2015年からピッキングフォームを研究しはじめ、現在では完成しています。 詳細は新刊「ギタリスト身体論3(仮)」に掲載しています(今冬発売予定)。 基礎は完全に固まったんですが、応用についてはいろいろ可能性がありそうなのでずっと模索して…
ご存じ楽器を弾く際の脱力ですが、どうもこれ自体2種類の概念が存在する気がしてきました。 ひとつは楽器に対する入力の弱さを脱力とする考え方、もうひとつは筋力そのものをできるだけ使わないようにすることを脱力とする考え方です。 僕の定義では、前者は…
僕の教えているピッキングは、前腕を回転させて行います。 ただ、ひとくちに前腕の回転といっても、簡単ではありません。 まずどこを軸に前腕を回転させるか、前腕以外の部位はどうするか、本当に狙い通りの運動になっているかなどなど、様々な要素が加わっ…
2015年からピッキング研究を続けていて、既に完成はしているんですが、補強や微調整はずっと続けています。 運動理論や身体操作が大幅に変わるということはもうありませんが、ちょっとしたことで「こうした方がいいかな」「レッスンではこの方が伝わりや…
ギターのピッキングで、よく手首について言及されます。 手首を柔らかく、手首を脱力して、手首のスナップ云々…… 僕もかなり最近までそう信じていましたが、本腰を入れてピッキングの研究を5年ほど行った結果、正反対の結論に達しました。 詳しくは「ギタリ…
イングヴェイのピッキング イングヴェイ・マルムスティーンのピッキングについてはいろんな解説があり、僕も過去に色々書いています。 ピッキング研究に際して大いに参考にしたし、取り入れた部分もあります。 ピッキング本も書き終わった現時点(2020年…
久々に動画を撮りました ちょっと思い立って、久々に動画を撮ってみました。 F Bluesです。 今回のテーマは、レイドバックした重いギターと、330の”あの音”が出せるかどうかです。 以前購入したマイクプリFocusrite ISA Oneをいじりながら撮ってみました。 …
「ギターを弾くと手首や指が痛くなってくる」 これは横浜ギター教室では定番のご相談です。 といっても教室では治療のようなことは一切いたしません。 ギターのフォームを矯正するだけです。 僕が考案したピッキング、フィンガリング(運指)のフォームに矯…
横浜ギター教室では基本的に機材についてはあんまり話しません。 正確に言えば、サウンドを機材のせいにしないと言った方がいいでしょう。 サウンドが悪ければピッキングとフィンガリングを徹底的に見直します。 そして、それらが整ってくると見違えるほど音…
数日前、ピッキングを観察していたら右手の薬指が力んでいることに気づきました。 ピックガードにちょっとだけ押しつけるように伸ばしていて、それが前腕をほんの少し重くさせていたようです。 それを抜くとフォームが分からなくなり一瞬パニックになりまし…
久々に脱力ネタです。 最近横浜ギター教室のレッスンでは手首の角度を指摘し、修正することが多いです。 その際、単純に3つのケースがあるのでご紹介します。 これはあくまでギターを持って弦の前に構えていざこれから弾くぞというときの話ですのでご注意く…
ここ最近、横浜ギター教室でピッキングを教えるときは必ずといっていいほど「理論通りに」と言っています。 理論とは僕が作ったピッキングの身体操作理論です。 一通り生徒さんにそれを教えて、後はそれぞれ定着させている段階ですが、ちょっとレッスンの時…