八幡謙介ギター教室in横浜講師のブログ

横浜でギター教室を運営するギタリスト八幡謙介が音楽やギターについてつづるブログ

継続は短期と長期で取り組み方が正反対となる

サウンドハウス

何事も継続しないと意味がありません。

そこで、継続するための方法論や心構えなどがあり、それらを実践している人も多いと思います。

ただ、一口に継続といっても、短期と長期では取り組み方が正反対となり、一方で有効な方法論が他方では全く無意味となることがあります。

ちなみに、短期とはだいたい5年以内で結果が見えるもの、長期はそれ以上で特に結果らしい結果が見えない、あるいは変化していくものです。

 

短期継続は気持ちでどうにかなります。

やる気、気合い、根性、モチベーション、メンタル……言い方は何でも構いません。

その気持ちが続くのが最長で5年ぐらいだと思います。

その5年以内にはっきりとした目標を定めることで気持ちをコントロールすることもできるでしょう。

また、短期継続には仲間や応援してくれる人の存在も力になります。

友達、ライバル、親、恋人、ファンなど、応援してくれる誰かがいるから頑張れるという状態が継続するのも5年ぐらいだと思います。

さて、それが長期継続となるとどうなるでしょうか?

ちなみに5年以上と言いましたが、6年目~10年ぐらいは短期と長期の間ぐらいです。

まだまだ気持ちが消えない人もいるだろうし、より高い目標を立てられる人もいます。

ただ、5年過ぎると応援してくれる人は確実にいなくなっていくでしょう。

16歳で何かをはじめたとしたら、21~22歳になっています。

親もそろそろ渋い顔をしだすでしょうし、友達は就職しはじめる頃です。

恋人からは小言が増えたり、別れを切り出されることもあるでしょう。

ファンにしても、ライフステージが変われば簡単に離れていきます。

この辺から「あれ、あれ……」と思い始めます。

とはいえ、まだなんとかだましだましやっていけるのが6年~10年あたりでしょうか。

 

それが10年を過ぎると完全に景色が違ってきます。

一緒に切磋琢磨し、夢を語り合っていた仲間はほとんど消え、あんなに応援してくれていた人も気がつけば疎遠。

頼りにしていた先生や先輩がいなくなるなど、精神的ささえが消滅することも起こってきます。

そうなると当然気持ちが萎えてきます。

10年以上何かを継続しようと考えたら、こういったことを見越しておく必要があるのです。

だから僕はやる気とか目標とか応援してくれる人とかそういったものを当てにするのはやめましょうとこのブログで書いています。

もちろん、短期目標を掲げて3年なら3年頑張るというのが悪いわけではありません。

しかし、物事は長期継続しなければ絶対に見えないものがあるのです。

また、別段才能や経歴に優れていなくてもただ単に長期間同じことを続けているだけで生存競争に勝てるということも普通に起こります。

特に競争していなくても、例えば長期で続けていれば一人ぐらいは自分に合った指導者に巡り会えるかもしれません。

なにより、何かを10年20年と継続してきたというだけで自分に自信が湧いてきます。

だから僕は、長期継続を前提としてものごとを考え、教えています。

世の中はどちらかというと短期継続を基準にしているので、「やる気なんていらないよ」とか「友達なんてすぐいなくなるよ」とか、「これを10年ぐらいやったら身につくよ」と言うとびっくりされますが、楽器という長期継続が可能な趣味と、自分に残された時間(個人的には80代までは普通に楽器は弾けると思っています)、その時間で起こりうる変化を考えたら当たり前のことです。

 

あと、物事を長期的視野で習得するほうが絶対に楽です。

1年で本質的な何かを習得するには尋常ではない努力と才能が要りますが、10年かければ誰でもできるということは多々あります。

例えば、いろんな音楽の耳コピを10年続ければ誰でも1、2回曲を聴いたらコード進行がわかるようになるでしょうし、コード進行博士になれます。

もちろん、その10年は時々サボったり、たまにやる気を出したりとマイペースで構いません。

そう考えると、長期継続ほど楽でおいしい方法論はないといえるでしょう。

確か株式投資にも同じ考え方があったと思います(ウォーレン・バフェット?)。

だから短期よりも長期、そのためにやる気とか目標とか余計なものは最初から捨てておきましょうと最近は説いています。

そんな感じでのんびりギターを教えています。

 

 

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