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プロミュージシャンを目指す 5 プロって何?


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前回の記事

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プロって何?

プロミュージシャンを目指しているけど、実際プロって何?と思っている人も多いでしょう。

それもそのはずで、プロミュージシャンには資格がないので、どこからプロでどこからアマチュアなのか線引きはありません。

技術や知識も、趣味でやってる人の方が高いこともままあります。

まあなんとなく音楽で食えてたらプロでそうじゃなければアマチュアという認識が一般的なんでしょうが、実際いわゆるプロでも副業で生活している人は多く、近年は動画、SNSなどでそうしたことも可視化されるようになってきました。

武道館を満員にするバンドのメンバーが、実はまだコンビニでアルバイトをしていたなどという話はいくらでもあります。

ヒップホップ系のアーティストは隠さず最初から副業をオープンにするケースが多い気がします。

ですので、食えてるか食えてないかもプロ/アマの線引きにならず、さらにややこしくさせています。

 

では僕が思うプロは何かというと、音楽の仕事をする準備が完了した人と考えています。

試合にさえ出してくれたらいつでも活躍できる準備ができているスポーツ選手のように(スポーツはプロライセンスがありますが)、仕事をもらえたらいつでも応じるという準備が整っているミュージシャン、それがプロミュージシャンといえるでしょう。

まあこれも僕の考えに過ぎませんが。

 

プロを目指している人は、とりあえずその準備を整えるために音楽の勉強や、活動に励みましょう。

まあそうすると今度は「準備が整ったかどうかどうやって判断するの?」という疑問が生まれますが……。

これは多分、自分で判断するのではなく、人が判断するものだと思います。

誰かに報酬込みの仕事を依頼されたら、その人から見てあなたは報酬を支払うに値するミュージシャン=プロということです。

そうした依頼がひとつ入ってきたら(自分で取ってくるのも可)、客観的に見て自分はプロとして活動する準備が整ったと考えてもいいでしょう。

ミュージシャンの慣例としても、最初にギャラを貰って演奏したときがプロとしてのキャリアのスタートになるので。

 

額はあまり関係ありません。

1曲レコーディングして5千円とか、そんなんで構いません。

そこから改めてプロ活動について考えてみてもいいでしょう。

1曲弾いて5千円もらってウハウハの人と、「○時間拘束されて5千円かよ、これじゃどうにもならねーな…」と感じる人で方向性は違ってきます。

 

あと、変に副業を見下したり、音楽だけで食うことにこだわるのはやめておきましょう。

仮に副業のおかげで本業の音楽活動ができていたとして、本業の赤字を副業で補填するというのは単なる運営方針でしかなく、それがプロ失格とか邪道ということは全くありません。

大企業だって普通に赤字を出します。

むしろ、経済的に厳しい状況をどうにかして乗り越えつつ本業を続けていくのが本当のプロといえるでしょう。

そう考えるとプロが余計もやっとした概念になってしまいますが、ひとつだけ言えるのは、「これだプロだ!」と唯一の答えを探したり、それを実践しようとするべきではないということです。

なんとか音楽を続けながら生き抜いていく、それがプロのミュージシャンです。

 

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