ここ数年、年末年始にギターの長期オフを取っています。
理由はDMN(デフォルト・モード・ネットワーク)の発動です。
詳しくはこちらをどうぞ。
休んだら脳が勝手に情報を整理してくれるという仕組みを積極的に活用するためのオフです。
今年は29日~3日の6日間ギターを触りませんでした。
で、どうなったか?
約1週間ぶりにギターを触ると新しい感覚がいくつかありました。
ちょっとしたピッキングの角度や弦との距離感など、もはや見えないほど細かいことですが、それに気づくことができ、イメージしている理想のピッキングにまた一歩近づくことができました。
さらに、イングヴェイのFar Beyond The Sunの途中でどうしても弾きこなせない部分にはじめて明確な光が見えてきました。
今考えれば当たり前なんですが、なぜかどうしても気づけなかったところに今回気づくことができました、
やはりこれもDMNのおかげでしょう。
とはいえ、さすがに6日もオフを取る必要もなかったかなと思います。
たぶん3~4日でも同じ気づきはあったと思います。
2日はちょっと少ないかもしれません。
とりあえず現時点で、どうしても越えられない壁があるときは思い切って3日休んでみると突破口が見える、としておきます。
脳の仕組みの問題なので、もちろんギターだけでなく何にでも当てはまります。
もちろん、1日完全にオフにしただけでもDMNは発動するので、新しい気づきはありますが、長年悩んでいることであれば1日休んだ程度では解決しません。
それだけ脳内で情報が錯綜しているのでしょう。
それを丁寧に解きほぐし、整理整頓するのに3日ぐらいかかるんだと思います。
今の僕の認識だと、週1回1日オフ、季節に1回ずつ3日以上のオフを取るぐらいが一番バランスがいい気がします。
オフというのは、対象から完全に離れることです。
楽器なら楽器を触らない。
音楽も聴かない。
そうすることで脳がDMNを発動させ、情報の整理を始めてくれます。
中途半端に休むのではなく、徹底的に休まないと意味がありません。
この辺は日本人が苦手なところですね、
ただしDMNの発動は、脳に十分な情報が蓄積されているということが前提となります。
つまり、めっちゃ練習して、音楽を聴いて、いっぱいいっぱいになった上でのオフということです。
全然練習してない人はオフなんか取っても整理するほどの情報がないので意味ないです。