独自のピッキングフォームを教えはじめて数年になりますが、どうも横浜ギター教室の生徒さんを見ていると肩の使い方が甘いのが分かってきました。
というのも、肩を使う際はがっつり三角筋という筋肉を使うので、ある種筋トレになります。
ちょっとやるとすぐに辛くなってくるので、無意識的に他の部位で代わりとなる動きをしてしまい、そこからフォームが崩れてきます。
今までそれを何度も指摘してきましたが、どうやら指摘するだけでは身につかないようなので、エクササイズとして訓練してもらうことにしました。
今のところ半分ぐらいの人に教えていますが、まだの人は次のレッスンでやると思います。
はっきりいって、これはきついです。
脱力ではなくて筋トレなので。
脱力論者の僕が筋トレ的なフォームを一部取り入れているのは矛盾しているかもしれませんが、そもそも身体論1で、筋肉は使うところは使って使わないところは抜くと説明しているので、実は矛盾ではありません。
研究が進み、その使うべき筋肉が三角筋だと判明し、さらに意識的に鍛えないとダメだと分かってきたということです。
余談ですが、僕が教室で絶対に教えるエクササイズは、フィンガリングの4ノートエクササイズと、ピッキングの肩のエクササイズのふたつのみです。
それ以外は、中身があれば何でもいいし、中身がなければやらなくていいと考えます。
エクササイズなんて何十個も何百個もいらんし、そんなに作る必要がありません。
ギターを30年近く弾いてきて、絶対にやっておかないといけないと断言できるエクササイズは上記ふたつのみです。
エクササイズ大好きな人は、エクササイズやってる自分に囚われている可能性があるので注意しましょう。