八幡謙介ギター教室in横浜講師のブログ

ギター講師八幡謙介がギターや音楽について綴るブログ。

ツインギターのアレンジ法 ひとつのコードをふたつのギターでどう役割分担すればいいか


八幡謙介ギター教室in横浜

作曲、アレンジ、あるいはバンドでギターを2本入れたい(既に二人いる)、でもどうやって振り分けたらいいのかわからない……。

そういう悩みを抱えている人(バンド)は多いと思います。

ギター2本でパワーコードも味気ないし、かといって2本とも同じコードを鳴らすのもなんか違うしうるさい……

そこで!

今回は理論を知らなくても誰でもできるコードのツインギターアレンジをご紹介します。 

1、コードを押さえる

まずは何でもいいからコードを押さえましょう。

今回はGとします。

<img src=”chord.jpg” alt=”Gコード”>

2、押さえたコードを分割する 

次に、押さえたコードを分割します。

今回のGは1弦~6弦まで使っているので、ちょうど真ん中で割って6・5・4弦と3・2・1弦に分けます。

するとこうなります。

<img src=”chord.jpg” alt=”Gコード”>

3、分割したコードをパートに振り分ける 

コードを分割したら、ギター1、2でどっちを使うか決めます。

バンドでギターに実力差があるのなら、上手い方が上(1~3弦)のヴォイシングにした方がいいでしょう。 

そっちの方がちょっと難しいので。

このようにコードを分割した際、ギターコードの構造上、ローはだいたいパワーコードになります。

だから、一人はパワーコード、もう一人は一般的なコードからパワーコード部分を抜いたものと考えてもいいでしょう。 

それぞれ何を弾くのか 

コードの役割分担は決まりました。

ではそれぞれ与えられたコードで何を弾くのか?

それは自由です。

まあパワーコードはリズムを刻むことが多いでしょうが、上のコードはカッティング、シロタマ系アルペジオ、ミュートしてのアルペジオなど色々できます。

そこはジャンルに沿って考えてみましょう。

教室ではこういったギターのヴォイシングやツインギターの棲み分け、コードからソロやリフの作り方などなども教えています。