年末年始のどこかで、たまたまTVか何かをつけたらサンボマスターが出ていました。
懐かしいなーと聞いていると、コード進行が面白いことに気づきました。
そこでふと、そういえば「世界はそれを愛と呼ぶんだぜ」も確か面白いコード使ってたなと思い出して聞いてみました。
公式動画はこちら。
何が面白いかというと、Aメロで冒頭のAからいきなりE♭7(9 ♯11)に行ってるんですよねえ。
ロックじゃありえないし、ジャズでもいきなりこの展開はなかなかありません。
正直、ベースだけ聞いてるとかなり気持ち悪いんですが、全体としてはわりと馴染んでいて不思議です。
また、サビでもA | E♭7(9 ♯11)と進んでいるんですが、E♭7(9 ♯11)のところでメロディにF♯の音が出てきて、理論的にはコードとメロディが合っていません。
じゃあコードをE♭7(♯9)にしたらいいかというと、それはそれでなんか変です。
こういうのを強引に押し通すのがロックの力なのかなーと感心しました。
ちょっと難しい考察をすると、このE♭7(9 ♯11)はもしかしたらA7(♭13)/E♭と捉えているのかもしれません。
ベースはE♭を弾いているけど、ギターはA7(♭13)をそのまま押さえているという振り分け。
まあどっちでもいいんですが。
サンボマスターはあんまり聞いてこなかったんですが、こんなコードをさらっと使うバンドなら他にも面白い曲がいっぱいありそうですね。
ロックの作曲やる人はサンボマスター一通りコピーしておくと幅が広がるような気がします。
サンボマスター (@sambomaster_txt) / Twitter
https://www.instagram.com/yamaguchi_sbm/