八幡謙介ギター教室in横浜講師のブログ

ギター講師八幡謙介がギターや音楽について綴るブログ。

2016-01-01から1年間の記事一覧

ギターの上達と練習時間が比例しないというのは、一定の練習量を超えてからの話

ギターの上達と練習時間は比例しない、という話を何度かしてきました。 しかし、これについて誤解されているかもしれないので、追記しておきます。 上達と練習時間が比例しないのは、ある練習量を超えてからの話です。 例えば、1000時間練習した人と10…

Line6 AMPLIFi 75 スマホでの操作感について

LINE6モニターキャンペーンに当選 2016年5月に募集されたLINE6の製品AMPLIFi 75モニターキャンペーンに当選し、実機が届いたので早速レビューしてみたいと思います。 が、

バンドクラッシャーの見分け方 8 全てのクラッシャー被害者へ

クラッシャーにバンドをめちゃくちゃにされた人、現在進行形で困っている人に、経験者である僕からお伝えしたいことがあります。 バンドだけが音楽じゃないんです!

バンドクラッシャーの見分け方 7 バンド内いじりは終わりの始まり

「いじる」ということについては皆さん既に御存知かと思います。 誰かのことを小馬鹿にして笑いを取る卑しい行為です。 お笑いのプロがTV番組等で行う場合は、いじる側といじられる側に共通理解があり、ルールが存在し、さらに報酬が発生します。 しかし、一…

バンドクラッシャーの見分け方 6 クラッシャースイッチを見逃すな!

仮にバンドに近寄ってきた人物を加入させたとしましょう。 もし彼がクラッシャーなら、必ずバンド内の主要人物を味方につけようとします。 なぜなら、彼の目的は支配することにあるからです。 そしてバンドも人間の集まりですから、同い年で対等だということ…

バンドクラッシャーの見分け方 5 クラッシャーテストを実施しよう

バンドに近寄ってきた人がクラッシャーかどうか見分けがつかない場合(その人が真のクラッシャーであればあるほど見分けがつきません)、加入の条件として楽器の習得を課してみましょう。 いちばん手っ取り早いのはギターですが、場合によってはキーボード、…

バンドクラッシャーの見分け方 4 バンドクラッシャーの生態

バンドやそれ以前(メンバーが足りてないけど練習はしている)の活動をしていて、ある日唐突に今までそれほど仲良くなかった人が興味を示してきたら要注意です。 既に述べたように、そういう人は音楽が好きなのではなく、「ここなら俺が仕切れる、俺が一番に…

バンドクラッシャーの見分け方 3 バンドクラッシャーが生まれた背景

バンドを乗っ取り、僕の地位を蹴落とし、無事一番になれたクラッシャー。 僕が辞めた後バンドがどうなっていったのかは知りませんが、10年後ぐらいに当時のメンバーから、クラッシャーはバンド仲間から完全にハブられ、別のコミュニティに移っていったと聞…

バンドクラッシャーの見分け方 2 嫉妬、いじり、そしてクラッシュへ…

さて、バンド内の空気を支配し、先輩にも気にいられ、すっかりバンドの際重要人物として納まったクラッシャーですが、どうやらまだ彼にとってい気にいらない存在がいたようです。 それが僕でした。

バンドクラッシャーの見分け方 1 バンドクラッシャーの特徴

サークルクラッシャーにサークルをめちゃくちゃにされる話は時々見聞きしますが、バンドにもバンドクラッシャーが存在します。 若かりし日、バンドクラッシャーにバンドをめちゃくちゃにされた私が、当時の苦い思い出を回想すると共に、メンバー集めの際どう…

音楽理論を学ぶべきかどうか迷っているロックなあなたへ

音楽理論を学ぶべきか、はたまたそんなもん必要ないか。 これはロックミュージシャンの命題ともいえるでしょう。 ジャズミュージシャンなら習得の過程で必ず理論は勉強するので、ある程度弾ける人は知っていることがほとんどです。 さて、結論を言いましょう…

ミュージシャンが客を舐めるのは、客のせいでもあったりする

客を舐めてるミュージシャンが多いのは事実です。 僕もそんな時期がありました。 では、なぜそうなったのか、ひとつだけはっきりと分かっていることがあります。

演奏中にあなたがちょっとでも考えたり感じていることは、全て観客に伝わっている

意外とミュージシャンほどわかってないことですが、演奏中にちょっとでも何かを考えたり、感じたりしていることは、全て、100%観客に伝わっています。 一番わかりやすいのは「照れ」ですかね。 他にも、『あれ、なんかサウンドがいまいちだな』とか、『…

就活用に演奏、創作する人はもはやアーティストではない

残念ながら、大多数のアーティストは、就活用に演奏や創作を行っています。 僕はそういったアーティストが大嫌いです。 「就活用」というのは、自分の演奏が業界の誰かの耳に入ったときに、うまいこと仕事につながるように、下手に聞こえないよう、仕事がで…

日本人が好きな「まず、ちゃんと」論のおかしさについて

日本人は、音楽や様々なアートにおいて、「まず、ちゃんと」という考え方が大好きです。 もう少し詳しく言うと、「まず、ちゃんとした技術を身につけて、そこから独自のパフォーマンスや創作を行っていくべき。どれだけ面白くて、人気があっても、ちゃんとし…

アーティストを目指す人は同レベルでつるむのを今すぐやめよ 3 手軽な承認はアーティストをダメにする

シリーズ過去記事 k-yahata.hatenablog.com k-yahata.hatenablog.com 同レベルでつるむことの弊害はまだまだあります。 それは、手軽に承認を得られてしまうことです。 何かを創ったり、パフォーマンスしたりすると、仲間からは「よかったよ」「面白かった」…

アーティストを目指す人は同レベルでつるむのを今すぐやめよ 2 同レベルの切磋琢磨では見えないもの

前回の続きです。 k-yahata.hatenablog.com 同レベルでの健全なライバル関係を持ち、切磋琢磨するのも成長につながるのではないかという意見がありました。 確かに、それでも成長はするでしょう。 ただし、それはそのレベルで見えているところまで、です。 …

アーティストを目指す人は同レベルでつるむのを今すぐやめよ 1

アーティスト、クリエイターを目指している人は、同レベルでつるむのは今すぐやめた方が賢明です。 なぜかというと、そこからは何も学べないし、何も生まれないからです。 同レベルの人とつるむと、確かに居心地はいいです。 認識も知識や技術もだいたい同じ…

まとめ癖のある人は無意識的に変化を拒んでいる

まとめ癖についてこちらに書いたことの続きです。 要約すると、まとめ癖とは、 ・新しいことを習っているのにいきなり自分の頭でまとめてしまう ・そのせいで、いつまでも”今の自分”から脱却できない そのため、成長できない人のことです。 そして、改めて考…

ミュージシャン志望の人(特に10代の若者)が今すぐやるべきこと

ミュージシャン志望の人が今すぐやるべきこと、それは、嫌いな音楽、興味のない音楽を片っ端から聞くことです。 特に10代から20代半ばまでの人はこれを徹底してやっておくと後々かなり楽になります。 なぜ嫌いな音楽や興味のない音楽を聴かないといけな…

まとめ癖のある人は教わったことが頭に入り辛い

何かを教わったりアドヴァイスをもらったとき、それを実行する前にいきなり「まとめの発言」をする人がけっこういます。 例えば、何かのやり方を教えると、それをする前に『なるほど、それは○○ということですね』と一度頭の中でまとめてから取りかかるといっ…

自分が音楽(芸術)に対してどんな価値感を持っているのかを知ろう

ランキング参加中音楽 音楽(芸術)は、創るのも観賞するのも、価値感が必要となります。 そこで、自分がそれらに対してどのような価値感を持っているのかを時折考えてみることが必要となります。 自分が持っている価値感とは、創作者やパフォーマーであれば…

歌について個人的に思うこと

歌に対する違和感 以下は完全なる私見です。 年々、歌が聴けなくなってきています。 歌手の声や歌っている姿に違和感を覚え、ときには気持ち悪くすら感じることが多くなってきたからです。

ミュージシャンはなぜ物理現象に価値感を委ねてしまうのか?

様々な芸術の中で、音楽ほど物理現象がもてはやされているジャンルはないと言えるでしょう。 例えば、絵画を沢山観て、「○○の絵が一番いい、なぜなら一番大きいから」と言っている人がいたらアホだと思うでしょう。

ミュージシャンが教える、ミュージシャンという人種

ミュージシャン(一応プロの範疇に入る人)がどういう人種か、ミュージシャンの立場からお教えします。 ミュージシャンと仲良くなりたい人、恋人や友人がミュージシャンだがいまいち接し方が分からない人は参考にしてください。

ジャズの世界で使われる「なのに」と、そこから見えてくる「○○ありき」の思想

ジャズの世界では、頻繁に「なのに」という言葉が出てきます。 『大御所なのに』 『こんなに上手なのに』 『素晴らしい音楽なのに』 続く言葉はネガティブなものです。 CDが売れない、客が入らない、お店が赤字……。

ジャズに必要なのは人材ではない

ジャズの世界に起こっていること(どちらかというとローカルで)を見ていると、そのちぐはぐさにもやもやしてしまいます。 そのひとつが人材の育成です。 ジャズミュージシャンはやたらと人材を育成したがります。

客観性=他人の意見ではない アーティストと客観的視点について

何かを創ったりパフォーマンスしたりする際、客観的視点は必要不可欠です。 客観的視点がなければ、作品もパフォーマンスも自己満足となり、お金を取れるレベルまで昇華されることはないでしょう。

ジャズでいう”会話”が全然会話に見えない件

ジャズの世界ではよく、即興での音のやりとりを”会話”にたとえられます。 しかし、僕にはそれらが全然”会話”しているように見えません。

プロのギタリスト(ミュージシャン)がどれくらい練習してるかというお話

プロを目指している人の中には、プロになったらもう練習しなくていいと思っていそうな人がわりといたりします。 あるいは、練習とはプロになるまでにやることで、そこで獲得した技術や能力でその後ずっと勝負するものだと思っているのかもしれません。