音楽理論を学ぶべきか、はたまたそんなもん必要ないか。
これはロックミュージシャンの命題ともいえるでしょう。
ジャズミュージシャンなら習得の過程で必ず理論は勉強するので、ある程度弾ける人は知っていることがほとんどです。
さて、結論を言いましょう。
「やベえ、俺理論とかわかんねーよ、どうしよう」という状態でずっといればOKです。
これが「理論なんてどーでもいいし」だと逆にまずいです。
そういう人は、どこまでいっても自分の世界の中で完結してしまいがちです。
大事なのは、理論知らない俺やばいという危機感です。
いや、知らないとやばいんなら勉強するべきでしょうと思うかもしれませんが、日本人はえてして、一度セオリーを知ってしまったらそこに捕らわれてしまうものです。
理論上正しいからこれは正しい、と頭で完結してしまったり、新しい何かにトライする際も、理論で分析した後、大丈夫な範囲から演奏しはじめるということをしてしまいます。
ですから、はみ出さない=面白くないものになってしまうことが多いのです。
現代日本ジャズがまさしくそれです。
とはいえ、理論を全く知らないのもちょっともったいない。
なので、理論とか知っておかないとやばいなーと危機感を感じつつ、時々思い出したようにかじってみたりしつつ、でもわかんねーから感性でGO!という状態が一番バランスがいいと思います。