八幡謙介ギター教室in横浜講師のブログ

横浜のギター講師八幡謙介がギターや音楽について綴るブログ。

PIGNOSEアンプレビュー


八幡謙介ギター教室in横浜

ヴィンスト2を購入してから、あらためてこのギター用のサウンドをHELIXで作っていました。

ある程度試してみて分かったことは、比較的中型から小型アンプとの相性がいいということです。

特にFender Champがよかったです。

なるほど、ヴィンスト2は小型アンプでもいけるのか……ローズウッドだからか?

 

一方、某楽器店のポイントが大幅に溜まっていたので何を買おうか迷っていました。

弦は余ってるし、エフェクターも別に欲しいものはないし、ギターグッズも一通り必要なものは揃ってるしなー……と考えていると、ふと懐かしいアンプを思い出しました。

そう、ピグノーズです。

昔ボストンで使っていたこともあり、音は悪くなかったと記憶しています。

あのエリック・クラプトンもレコーディングで使ったぐらいですしね。

HELIXは気に入ってるけどたまーにデジタルに厭きることもあり、なんかちょうどいいアンプないかなーと思っていたところでした。

あと、ブルースと相性がいいのもポイントが高いです。

てことでポチ!

弾いてみると、思っていた以上にいい音です。

Pignoseでしか出せない個性があり、音も意外と芯があって、ピッキングのニュアンスもちゃんと表現してくれます。

ヴォリューム(豚の鼻)0時がオフ、そこから6時までがヴォリュームで上げるほどに歪みが増していきます。

6時~11時ぐらいまでが歪みのブースト。

歪みはまあまああり、ブーミーな感じ。

クラシックロックに向いています。

5時~6時あたりにいい感じのスポットがありますね。

あとはピッキングで歪みを調整すれば弱めのクランチ~オーバードライブぐらいまでの音が出せます。

 

ローズウッドのヴィンスト2と、メイプルのヴィンスト1で弾き比べましたが、どっちもいい味が出てくれます。

ハムバッカーだと歪みすぎてしまうかもしれませんね。

シングル向きでしょう。

 

欲を言えば歪みをもっとおさえるか2チャンネルにし、ローをカットして、リバーブを付けてほしいです。

改造してる人も多いようなので、どこかに頼んでみようかな?

 

専用のACアダプターがしょぼいので、別のやつを使った方がいいです。

ノイズが乗るのもアダプターのせいな気がする。

アダプターは特殊なやつなので普通のBOSSとかのを使うなら変換プラグ必須です。

 

Pignoseは1972年、シカゴで開発されたそうですが、今は中国製。

そのうちアメリカ製も探して買ってみようかと思います。

違いがあるのかは知りませんが。

 

HELIXでリバーブとイコライザーだけ使ってPignoseから出力したらかなり追い込めそうですね。

タダでいいものが手に入りました。

ブルースしかやらねーって人はPignoseとギターだけで弾くのも格好いいと思います。