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バンドクラッシャーの見分け方 7 バンド内いじりは終わりの始まり


八幡謙介ギター教室in横浜

「いじる」ということについては皆さん既に御存知かと思います。

誰かのことを小馬鹿にして笑いを取る卑しい行為です。

お笑いのプロがTV番組等で行う場合は、いじる側といじられる側に共通理解があり、ルールが存在し、さらに報酬が発生します。

しかし、一般社会で行えば立派なモラハラです。

とはいえ一般社会でもこうした「いじり」は多く見られます。

僕もどっちかというとよくいじられてきた方です。

そのたびにもの凄く嫌な思いをしてきたのですが、あるときいじる側をまとめて分析してみたことがあります。

すると、彼らにはある共通点が見つかりました。

それは、劣等感と危機感、そしてそこから生まれる支配欲です。

前半で取り上げたバンドクラッシャーが劣等感の塊であることは既に述べました。

また、彼は音楽ができないことに危機感を覚えていました。

そして、そのふたつを克服するために、誰か(自分より地位や能力の高い者)を支配する必要がありました。

普通なら音楽をしっかり練習して実力をつけ、劣等感を克服し(同時に支配欲をなだめ)ようとするのですが、クラッシャーはそんなめんどうなことはしません。

誰かをいじって笑いものにし、手っ取り早く相手の格を下げて自分がその上にのっかろうとします。

クラッシャー、あるいはモラハラ気質の人間は、支配対象(自分よりもいい家庭に育ち、能力の高い者。あるいはそうだろうと思われる者)を選定すると、コミュニティ内で自分の地位を落とさないよう慎重に彼をいじり始めます。

最初はほんのささいなことから、そして少しずつ少しずつ彼をバンド内共通の「いじられキャラ」へと貶めていくのです。

一見雰囲気を明るくするためのムードメイキング的行為かと錯覚しますが、実際はそうではありません。

よくよく観察してください、いじられている人は能力が高く、バンド内でも重要な存在ではありませんか?

いじっている人は、彼よりも能力が低く、代わりはいくらでもいるようなレベルではありませんか?

 

 

誰かが誰かを公然といじるようになればもうおしまいです。

いじられキャラとなってしまった人は、当然不愉快だから近い将来バンドを抜けるでしょう。

なんとか彼のかわりを見つけようとしても、結局クラッシャーがあれこれ理由をつけて自分より格下やいじれる相手を入れようとしてきます。

新たに能力の高い者や、リーダーシップのある者は絶対に入ってきません。

そうしてバンドが立ち行かなくなり、ファンも離れ、いずれ解散という流れになってしまいます。

 

そうならないためには、バンド内で誰かが誰かを急にいじりだしたらすぐに止めるようにしましょう。

クラッシャーは敵が増えることを極端に恐れますから、初期段階でバンド内の半分以上の人間が注意すれば「いじり」はすぐに止むはずです。

とはいえ、またすぐに次の手を打ってくるので、その後も注意深く観察しておく必要はありますが。 

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