ミュージシャン(一応プロの範疇に入る人)がどういう人種か、ミュージシャンの立場からお教えします。
ミュージシャンと仲良くなりたい人、恋人や友人がミュージシャンだがいまいち接し方が分からない人は参考にしてください。
ミュージシャンの9割は貧乏です。
あとの7%はサラリーマンぐらい稼げてます。
3%ぐらいは金持ちです。
あなたが出会うミュージシャンは9割の貧乏人です。
いたわってあげましょう。
意外とプロの方が安いギターを使ってたりします。
たいして弾けないのに高いギターを使っているアマチュアを見ると胸にドス黒い何かが芽生えてくるのを感じます。
ミュージシャンというとリア充の権化、明るく社交的なイメージがありますが、実はそうでもありません。
楽器を盾にしてぎりぎり外界とつながっている人や、アーティストという別人格を意識的に創って活動している人も多いです。
とはいえ、普段は大人しいからといって決して誠実ではないので気を付けましょう。
ミュージシャンなんて普通の人間がやることではないので、過去を掘り返すとだいたい何か出てきます。
そっとしておいてあげましょう。
プロ活動しているぐらいの人は、基本めっちゃ練習します。
そして、練習の邪魔をされることを極端に嫌います。
男女問わず、ミュージシャンが恋人と別れるきっかけは、練習の邪魔がダントツ1位ではないでしょうか?
ミュージシャンが練習しているときはそっとしておいてあげましょう。
かまってちゃんとミュージシャンは水と油です。
練習をしては自分のつたなさに落ち込み、名曲名演を聴いては自分とのあまりの差に愕然とし、どうせ自分なんて……と1日1回は考えます。
けど、自分の音楽を誰かが楽しんでくれると頑張れます。
ミュージシャンを励ましたい人は、頑張れとエールを送るのではなく、その人の音楽を楽しみましょう。
ミュージシャンは音楽を聴いたとき、あらゆる情報をリアルタイムで得ています。
楽器の構成やそれぞれの楽器のタイム感、コード進行などはもちろん、使っている楽器、アンプ、マイク、プラグイン、果ては作曲家やアレンジャーまで聴いただけでわかる人もいます。
変態です。
ミュージシャンは、恐らく時間をもっとも細かく感じられる人種でしょう。
音楽で扱われる時間の単位はms(ミリセカンド)といって、1/1000秒です。
プロなら最低でも10ミリセカンド(1/100)は確実に体感できて、コントロールできます。
変態です。
結局、誰よりも音楽が好きです。
それも、覚悟を持った「好き」です。
何度も裏切られて、辛酸を舐め、恥をかき、悔し涙を流した上での「好き」です。
そこにリスペクトを持って接してくれるとミュージシャンは喜びます。
もっとありそうだけどめんどくさいから終わり。