以前から注目していたクリストン・キングフィッシュ・イングラム。
若干25歳のブルースギタリストですが、もはや世界トップクラスの実力といっても過言ではないでしょう。
前回ライブ動画をご紹介しましたが、
そういえば音源はファースト以外聴いてなかったなと思い探してみると、スタジオ音源は2枚目が出ていました。
こちら。
これがライブよりもよくて驚きました。
特に1曲目「662」のギターサウンド。
youtube音源はこちら(Youtubeだとちょっと音が悪くなるのでできれば正規音源で聞いてほしい)。
ストラト本来の太くて乾いた音がめちゃくちゃ気持ちいいです。
こんなストラトサウンドを出せるギタリストが現在どれだけいるでしょう?
ちなみに、こちらが同曲ライブ音源(プロモーション用ライブっぽい)。
うーん、なんかスタジオ音源の方が音もいいし、ドライブ感もあるんですよね~
アルバムですが、収録曲は13曲もあり、トラディショナルなブルースやロックンロール、ポップ、クラシックロック風の曲やファンク調など盛りだくさん。
全体的に乾いてクリアで、ちょっと南部をイメージさせる(行ったことないけど)現代的なサウンドで、ブルースによく合っています。
プロデューサーはトム・ハンブリッジという方で、ジョー・ボナマサのアルバムも手がけているようですね。
さてクリストン君、なぜかライブよりもレコーディングの方が貫禄があってある意味生々しい音がしている気がするんですが、なんででしょう?
ライブの音は個人的にはちょっと歪ませすぎな気がするし、演奏や歌も時々「まだ若いなー」と感じます。
音源はそうした若さをプロデューサーがいい具合におさえて、大人な部分を上手く引き出して録ったのかなと想像します。
そういえばバディ・ガイもさすがに高齢でライブだと元気ない印象もありましたが、音源だと全然そう感じません。
意外とブルースって音源の方がその人の持ち味が出やすいのかもしれませんね。
そんなクリストン君、アメリカではもう大御所の仲間入りをしている感がありますが(ホワイトハウスでもプレイしたとか)、日本ではどうなんでしょう?
雑誌の特集など散見されますが来日はまだないっぽい。
個人のブログやSNSでのつぶやきも全然ありませんねえ。
来日したらぜひライブを観てみたいアーティストです。
日本本格ブレイク前にチェックしておくとドヤれるかもしれません。