昨今、若者のイントロ飛ばし、ギターソロ飛ばしが話題となっており、作曲家やアレンジャーは苦労していると思います。
ギターソロはなくせばいいとしても、イントロはなかなかそうもいかず、長くすれば(といっても8小節とかですが)飛ばされる、短くすれば表現が中途半端になる、かといってなくせばストーリーが構築できない……そういった状況の中でアーティストがどんなイントロを作るのかというのが最近の僕の楽しみだったりします。
最近面白いなーと思うのは髭男ですね。
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www.youtube.com最近のJ-POPにはないイントロに「なんだなんだ?」となった人も多いのではないでしょうか。
そして新曲の「White Noise」。
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ありがちなギターリフで始まるも、すぐに変なシンセが絡んできて、これまた「なんだなんだ?」となります。
シンセの音も合ってるのか外れてるのかよくわかりませんが、緊張感があって刺激的です。
尺は12小節と今にしては長めですが、退屈には感じません。
髭男はこうした外す感じのイントロで勝負しているのかな?という気がしました。
ちなみに、「Pretender」はど直球のJ-POP的なイントロですね。
こちらが2019年発売なので、4年で進化している感じがうかがえます。
こんだけ売れてもまだ攻められるというのは結構すごいことだと思います。
イントロ飛ばすのも自由ですが、そういう時代にアーティストがどうやってイントロを聴かせようと苦心しているのかを理解するのも、音楽を聴く楽しみのひとつだと思います。