八幡謙介ギター教室in横浜講師のブログ

ギター講師八幡謙介がギターや音楽について綴るブログ。

コードトーンのアドリブは、一度使い方を覚えてから今度は使わないことを覚えないといけない

コードトーンを使ってアドリブをしたい、でも上手くできない、というご相談がよくあります。 まず大事なのは指板上のコードトーンをアルペジオで見るのではなく、コードそのもので見ること。

西洋に日本のバンドは浸透してきてるけどアイドルがイマイチ受け入れられない理由

僕はよくYOUTUBEのリアクション動画を観るんですが、日本のバンドは西洋にかなり浸透しているなーと最近感じます。 デジタルネイティブ、YOUTUBEネイティヴ(という言葉があるのか知りませんが)からしたらもう音楽に国籍や時代なんて存在しないんでしょう。…

ジャズで一番難しいのはバッキング

ジャズの習得において一番難しいのはバッキングです。 というのは、バッキングは基本受け身だからです。

はじめてのジャズ 43 アドリブの何を聴けばいいか

ジャズ初心者の人から、「アドリブの何を聴けばいいのかわからない」とよく言われます。

はじめてのジャズ 42 ジャズ独特の美しさは崩壊の手前にしかない

美というものは、どれも同じようでいて、実は生成される過程によって様相が違ってきます。 ある特定の美に到達しようとする場合、一般的に美に到達できるとされる方向と真逆に向かって進んでいかなければならないケースもあります。 ジャズがそれです。

はじめてのジャズ 41 ジャズ初心者、入門者に一度考えて欲しいこと

横浜ギター教室にて、ここ最近ジャズに関する質問やジャズを習いたいという生徒さんが増えてきたので、一度初心に立ち返ってジャズをやるということはどういうことかを書いてみたいと思います。

ジャズシンガーはジャズを歌わなくていいから歌を歌ってほしい

某ジャズスタンダードの歌詞を覚え直すのに、YOUTUBEでその歌を検索すると、ある日本人歌手が出てきました。 ふーんと思って聴いてみると、とても上手だし、ジャズそのものです。 何かの賞を取ったとかで、ジャズ界の評価もきっと高いんだと思います。 が故…

渡辺貞夫「Parker's Mood」 日本のジャズで唯一の愛聴盤

僕は日本のジャズは全くといっていいほど聴きませんが、唯一といっていい愛聴盤があります。 それは、渡辺貞夫氏の「Parker's Mood」です。 PARKER’S MOOD SADAO WATANABE LIVE AT BRAVAS CLUB ’85 アーティスト:渡辺貞夫 ワーナーミュージック・ジャパン Am…

ジャズのアドリブはミクロをファンキーに、マクロをスクエアにするといい感じになる

最近ジャズの生徒さんが増えてきて、教えながら自分も改めて学んでいます。 そこで改めて分かってきたのが、ジャズのアドリブはミクロをファンキーに、マクロをスクエアにするといい感じになってくるということです。 ミクロ=小節や拍単位のフレーズを出来…

ジャズを批判したおかげでジャズの生徒さんが増えてきた

ジャズの生徒さんが増えてきた ふと気がつけばジャズの生徒さんが増えてきました。 そもそも僕はジャズギター講師としてやっていきたかったんですが、関西で教えていたときはジャズやりたい人がぜんぜん来ず、その後横浜に移住してもジャズを習いに来る人は…

ピッキングのラインを二次元ではなく三次元で捉えると問題が見えやすくなる

ピッキングの研究をずっと続けていますが、ここ数ヶ月問題が発生し、それをクリアする過程で改めてわかってきたことがあります。 ピッキングで行き詰まる原因の多くは、ピッキングのラインを二次元で捉えているからです。 言い換えると、ピッキングを線で捉…

Ⅱ-Ⅴ-Ⅰをパッケージで弾くのはバップよりもフュージョンの文脈に近い

ジャズを学ぶ過程で必ずⅡ-Ⅴ-Ⅰの弾き方を学びます。 もちろんそれは重要なことなのでしっかり学んでおくべきなのですが、これをひとつのパッケージとして学んでしまうと色々やっかいなことになってきます。 よくあるのが、Ⅱ-Ⅴ-Ⅰだけやたらと流暢で、それ以外…

アドリブは最初期の段階で譜面を見ずにやってみることが大事

アドリブで譜面を見ないというのは実はかなり重要で、海外ではわりとやかましく言う講師は多いです。 しかし、残念ながら日本ではほとんどそれが伝わっていません。 これもお国柄なのでしょう。 なぜ譜面を見ないことが大事かというと、そうでないと会話にな…

はじめてのジャズ 40 ジャズギター入門としてのジョージ・ベンソン「BREEZIN'」

横浜ギター教室の生徒さんから「ジャズギター入門として最適なアルバムは?」とよく訊かれるのですが、だいたいケニー・バレルの「Midnight Blue」と答えています。

人に習うのに「ワンチャン無料で」みたいなことを考え、実行する人は死んでもプロにはなれない

関西で教えていたときも、横浜にギター教室を移してからも、ちょくちょく「ワンチャン無料で」みたいな人が来ます。 僕の教えていることに興味がある、でもできればお金は払いたくない、もっと言えば足も使いたくない、そこであらゆるツールを使って無料でど…