フリージャズという音楽があるのを知っている人は多いと思います。
60年代に生まれたジャズの派生ジャンルですが、簡単にいうと滅茶苦茶に演奏しているように見えるので結構ショッキングだったりします。
ちなみに、こちらが世界初のフリージャズです。
9割の人は眉をしかめて拒絶すると思いますが、意外や意外、このフリージャズが現代のロックやポップスシーンにもしっかりと根付いていたりするので、今回はその辺をご紹介します。
レッチリの「Unlimited Love」(2022年4月リリース)に収録されている楽曲。
後半から音の外れた管楽器が増えていきます。
フリージャズとしてはわりと分かりやすい演奏ですが、レッチリのようなロックに混ぜって使っているのはあんまり知りません。
まあ昔はよくあったのかもしれませんが、2022年にこれをやるってのがポイントですね。
フリージャズって死んでないんだなー。
ヴァンヘイレンの95年リリース作「BALANCE」に収録された楽曲。
フリージャズ好きとしては「ああ、こんな感じね」とよくあるタイプに聞こえますが、初めてこれ聞いたロックファンはさぞかし驚いたでしょう。
ちなみに、ここから「Not Enough」というバラードに入ります。
たぶん、フリーでわけわからんことをやって耳を汚しておいてから美しいバラードを聴かせるという流れにしたかったんでしょう。
ご存じ髭男もフリージャズを取り入れています。
イントロの無茶苦茶なピアノがそれです。
2022年のJ-POPでフリージャズが聞けるとは感無量です。
ガンダムの音楽でもフリージャズが使われています。
登場人物がフリージャズ好きという設定のようです。
あと、「デュラララ」というアニメのBGMでもフリージャズが流れていましたねえ。
フリージャズって60年代にパっと咲いて散っていった印象がなくもないですが、実は根強いジャンルだったりします。
まあメインストリームになることはありませんが、上記のようにメインストリームに食い込んで振り落とされないだけの力はあるようです。
興味ある人はあれこれ聞いてみましょう。
以下、おすすめアルバムです。
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