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現代ジャズミュージシャンに見え隠れする「さえすれば」という思考


八幡謙介ギター教室in横浜

ジャズミュージシャンは、一人前になればなるほど「さえすれば」という思考にどっぷりと浸かってしまうようです。

先日、とあるジャズミュージシャンからSNSに友達申請が来ていたので、承認しました。

あいさつは事前も事後もなし。

それは別に構いません。

しかし、数日経ってからその人のアカウントを見てみると、ライブの宣伝が無機質に並んでいるだけでした。

いわゆる宣伝垢ですね、はい。

恐らくこの人は、僕のブログをどこかで見て、ミュージシャンだ→宣伝垢に加えといたら何かリアクションあるかも、とでも思ったのでしょう。

たぶん僕のことも知らないし、興味もないはずです。

てなことが分かったので、ブロックしました。

 

ジャズミュージシャンは、こういった宣伝活動をよくしています。

告知さえ流しておけば、フライヤーさえ貼っておけば……。

相手が誰だとか、相手への迷惑など考えもしないミュージシャンが本当に多いので困ります。

そして、そんなずさんな宣伝で効果があると思っている節があります。

現代ジャズの演奏は、時間さえ合っていれば、記号さえジャズっぽく弾けていたらジャズになるという考え方のもとに行われています。

ですから、そこにいる人間(共演者、観客)は無視です。

だから面白くありませんし、人があつまらないことは「ジャズに人が集まらない理由」で詳しく述べました。

結局、宣伝や告知、SNSの申請もそれと同じようなことをやっているだけです。

そうして相手を無視して行うから相手の反感を買い、距離を置かれてしまうのです。

 

○○さえすれば△△になる、なんてことはどこにもありません。

大事なのは、その中身をよくよく考え、それを掴むことです。

ヒントはあちこちに転がっています。

それを探すのか、それともみんなと同じように記号や時間や手段だけを扱うのか……。

選択はすくなくとも自由です。

どちらが本質かは、考えるまでもないと思うのですが……