横浜ギター教室のとある生徒さんにずっとあるソロを教えていたのですが、あれこれと奏法を教えてもなかなか目標のテンポまで上がらず、かなり責任を感じていました。
しかしある日、楽器のメンテをしたら急に弾きやすくなりましたとの報告が。
ずっとくすぶっていたところからいきなりテンポが20ぐらい上がり、そこからアドヴァイスするとさらにまた上がりました。
腕の操作も前と段違いにスムーズになっています。
どうやら弦高などの微調整が適切にできておらず、そのせいで正しい身体操作が効果を発揮できない状態になっていたようです。
そ……そっち(楽器の不具合)かい!
自分のレッスンメソッドに限界があるのか、身体操作とは結局できる人だけ出来るものなのか?と本気で悩んでいたんですが、そうではなくてよかったよかった。
しかし、改めてギターの奥深さというか、微妙さを知りました。
弦高なんて0.何ミリしか違わないはずなのに、そのバランスが悪いだけでやってもやっても弾けない泥沼状態に陥ってしまい、逆にそこを直しただけで急にすらすら弾けるようになったりするんですからねえ。
僕もインストラクターとしていい勉強になりました。
同じように、やってもやってもできないという人は、一度オフも兼ねて楽器をメンテに出してみましょう!
じゃあどれぐらいの頻度でメンテに出すべきか?
うーん、活動が少ない(してない)人でも最低年1回はやっとくべきですかねえ。
特に梅雨明けとか(僕も今期梅雨が明けたらまた出します)。
ツアーミュージシャンとかはツアー終わりで毎回出す人もいるそうです。
ギター、ベースはそのへんがめんどくさいですね。
楽器が手元になくなるという不安感でつい出すのをしぶってしまうし。