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アーティスト志望者が知っておくべき「向いてる仕事」の見つけ方 1


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アーティスト志望者に対してよく「好きな仕事より向いてる仕事を見つけよう」といったことが言われます。

これは僕も賛成です。

「好き」だけではどうしても長続きしないことが多く、場合によっては心身を壊してしまうこともあります。

 

では「向いてる」ってどういうこと?

どうやって判断すればいいの?

 

答えは、「その仕事に必要な体力があるかどうか」です。

例えばミュージシャンの仕事で考えてみましょう。

ライブ、レコーディング、ミックス、作曲、アレンジ、プロデュース、ディレクション、レッスンなどなどいろんな仕事があり、ぞれぞれに必要な体力があります。

ライブなら瞬間的に爆発させるアスリート的な体力、作曲なら長時間家やスタジオにこもって創作する体力……。

いろんなタイプの仕事をこなしたり手伝ったりしていく中で、『あれ?これだったら何時間でも続けられるぞ』『周りがへばってるのに自分だけ平気だ…』といった職種があったら、それがあなたの「向いてる仕事」です。

毎日ライブやっても全然嫌じゃないしむしろ楽しいという人はプレイヤーに向いてますし、休憩なしに10時間ミックスしてもなんともないという人はエンジニアに向いてます。

ミックスは疲れるけど作曲なら3日家から出なくても平気という人は作曲家に向いてます。

 

 

何かを仕事にするということは、技術や知識、センスなどももちろん必要ですが、それ以上に体力が重要となってきます。

どれだけ才能があっても身体が壊れたら仕事できませんからね。

ここを見誤ると、仕事に大きな穴をあけて迷惑をかけたり、最悪廃業ということにもなりかねません。

ちなみに何度か言ってますが、僕はアメリカでバンドしていた頃、まだ20代前半にもかかわらずツアーがもうしんどくてしんどくて、『これ40、50になっても続けんの無理だな』と悟り、比較的体力を要しない講師業を目指しました。

実際に40歳を過ぎてみるとその通りで、もうツアーなんて絶対無理です。

もしアメリカでバンドができなかったりツアーが回れなくて、その後頑張って30代ぐらいであれこれバンドに呼ばれるようになっていたら、今頃身体を壊して廃業していたかもしれません。

そういった意味で、向いてないことを悟るというのも最終的に自分に向いてる仕事を探す指標となります。

 

では自分には体力的にどの仕事が向いているのか?

それはやってみないと分かりません。

なのでミュージシャン目指す人は一度一通りの現場を体験してみるといいでしょう。

その中でみんなへばってるのになぜか自分だけは大丈夫な仕事があれば、それが向いている仕事です。

 

続き

k-yahata.hatenablog.com