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いつまでもドキドキできるのは十代の頃に接した音楽のみ


八幡謙介ギター教室in横浜

僕は今年40になりますが、この歳になって実感するのは、いつまでもドキドキできるのは十代の頃に接した音楽だけだということです。

遅くてもぎりぎり21、2歳ぐらいまでが限界でしょう。

もちろんそれ以降に聴いた音楽にドキドキしたりハマることもあります。

しかし、十代の頃に初めて聴いたときのあの感じはもうありませんし、今後一生ないと断言できます。

 

ちなみにこの十代のドキドキは、自分が好きで聴いていた音楽に限りません。

なぜか嫌いだったもの、嫌々聞かされていたもの、嫌々練習させられていたものも含まれます。

クラシック奏者などは、十代の思春期の頃練習するのが嫌で嫌で仕方なかった曲が、大人になってから演奏すると一番感情が乗り、一番評価が得られるというケースもあるのではないでしょうか?(知らんけど)。

僕の場合は90年代に耳にした音楽ならだいたい何でもドキドキします。

例えば91年発売のB'zの「Lady Navigation」という曲。

(公式動画)

www.youtube.com

中学生だった当時はもう反吐が出るほど大嫌いでクラスのB'zファンの女子をぼろくそにけなしていましたが、今改めて聴くとなんともいえないドキドキ感がわき起こってきます。

 

ですから、よく言われているように十代の頃にどれだけいろんな物事に接してきたかで残りの人生が決まるんだなと今改めて痛感しています。

僕の場合、幸い音楽においては10代でかなりいろんなものに接することができたのでよかったのですが(ジャズを聴き始めたのも18ぐらいからで、最初に聴いてかっこいいと思ったビバップが今でも一番好き)、まだ若いのに閉ざされた範囲でしか音楽を聴かない人は確実に将来苦労するでしょう。

 

とはいえ、大人にこんなことを言われても「じゃあ」とすぐに変われないのが子供なので、言うだけ無駄なのは分かっているんですが。

今はもう若い生徒さんにも「あれ聴け、これ聴け」とは言いません。

言っても聴かないし。

横浜ギター教室の生徒さんから何かいいものを教えてくださいと言われたときだけ答えるようにしています。