八幡謙介ギター教室in横浜講師のブログ

ギター講師八幡謙介がギターや音楽について綴るブログ。

馴染みのない音楽ジャンルでこれだけはおさえておけばいいというアーティストを挙げてみる2

前回わりと好評だったようなので第二弾です。 前回の記事はこちら。 k-yahata.hatenablog.com 例によって音楽好きは知ってるものばかりです。 アメリカンポップス カーペンターズ カーペンターズ - Wikipedia 引用サイト:https://www.carpentersofficial.co…

歳とると古いものが好きになったり同じものしか聴かないのは、形式ではなく伝わってくるものを聴いているから

以前、作品から何が伝わってくるかを聴こう、と述べました。 若い人はピンと来ないでしょうが、歳とってくるとだんだんわかってきます。 まず、形式とかがどうでもよくなってきます。 若いうちは本質が見えないから、その表面を覆っている形式で芸術を判断し…

何をやっているかではなく、何が伝わってくるかを観ると芸術は様相を一変させる

音楽がちょっと分かってくると、つい「何をやっているのか」を聞いてしまいます。 各楽器がどういうフレーズを弾いているのか、フォームや弾き方はどうか、ミックスで楽器をどう配置しているのか、エフェクトはどうかかっているのか、音圧は十分か、などなど…

馴染みのない音楽ジャンルでこれだけおさえておけばいいというアーティストを挙げてみる

今回は30代未満の人向けです。 横浜でレッスンをはじめてから、若い人の音楽的幅の狭さに驚いています。 最初は興味が偏っているだけなのかと思っていましたが、どうやらそうでもなく、選択肢が多すぎて何を聴いたらいいのかわからず、結局自分の好きなも…

アーティストは「与える」存在なのか? 「与える」という一見偉そうな言葉について考えてみた

どんなレベルであろうと、アーティストは「与える」存在です。 娯楽や、暇つぶし、美、陶酔、夢、問題提起などなど。 何らかの価値を受け手に与え、そこから報酬や承認が生まれます。 しかし、冷静に考えれば「与える」ってちょっと偉そうですよね。 綿矢り…

譜面が読めると演奏はこう変わる

譜面が読めると 譜面というものは記号なので、頭で理解するものです。 だから譜面が読めるようになると頭でっかちな演奏になってしまう…と妄想している人も多いようですが、実際はそうでもありません。 むしろ、譜面が読める方が伸び伸びとした自由な演奏が…

ギタリストも譜面はやっぱり読めたほうがいい

譜面は最低限読めた方がいい ギタリストと譜面は規格が異なる歯車のようなもので、なかなか上手くかみ合ってくれません。 ですから、譜面を最初から遠ざけてしまう人も多いと思います。 また、最近はDTM上で音の並びを確認できるし、同じソフトであればデー…

音楽を演奏するために文学的なセンスは必須かもしれない

横浜のギター教室でギタリストに限らずいろんな人に音楽を教えていると、どうも演奏に答えがあると思っている人が多いのではないかと感じます。 その多くは、「正確に演奏できればOK」というもの。 また、自分は答えを持っていないけど、一人前になった人た…

自分がこだわっている音は、他楽器奏者には一切伝わっていないと思っておいた方がいい

ミュージシャンは当然音にこだわります。 しかし、それは同業者(ギターならギタリスト)にしか伝わっていないことが多々あります。 一般の人には伝わらなくても、せめて他のミュージシャンは分かってくれるだろうと思うかもしれませんが、実際はそうでもな…

ギターの掃除と弦高調節、オクターブチューニング 僕はこうやってます

昨日はわりと時間があったのでストラトの大掃除をしました。 弦も錆びていたので。 初心者の方は何をどうしたらいいのか分からないかもしれないので、僕のやり方を書いておきます。 まあ、これが正しいのかどうかは知りませんが、ひとつの例として参考にして…

自身や作品に対して反応が欲しいからといってすぐ同業者とつるむと、かえってファンはでき辛くなる

何かを作っているけどまだ無名の人が、自分や作品の認知度を上げるため、まず同じタイプのアーティストと仲良くなっていこうとするケースがあります。 ボカロならボカロをやっている人とSNSでつながり、相手の作品を褒めたりRTしたり、配信に行ったり。 そう…

ギタリストがあまり知らないドラムの役割

ベースに続き、ドラムの役割について簡単にご説明します。 k-yahata.hatenablog.com ドラムの役割は、 ・タイムキープ ・場面転換 ・キュー この3つだと僕は考えます。 タイムキープは言うまでもないでしょう。 ちなみに、ドラムがタイム(もちろんそこにグ…

ギタリストがあまり知らないベースの役割

拙著「ギタリストのためのハーモニー」を進めていくと、生徒さんはベースの役割についてだんだんと気づいていきます。 CDB166 ギタリストのためのハーモニー 耳コピで学ぶオンガクのしくみ 作者:八幡 謙介 発売日: 2011/01/25 メディア: 単行本 個人的には、…

ギターでキレのあるスタッカートを弾くには

日本人は16のフィールやシャッフルが苦手だとされます。 もう少し深く考察すると、スタッカートが苦手だといえます。 カッティングなどで「(ン)チャッ」と気持ちよく切りたいところで「(ン)チャー」と伸びてしまうことが多く、しかもそれが間延びして…

最初から評価を期待するから萎縮し、創作やパフォーマンスが型にはまったものになってしまう

以前書いた記事の続き。 k-yahata.hatenablog.com 最初から評価を期待するとどうなるか? 自分のやっていること、発表しようとしていることに対して選別が始まります。 これなら評価されそうだからOK、これをやったら評価が落ちるだろうからNG、と。 そうや…