今回はFender American Vintage Ⅱ 1961 Stratocasterの仕様について、個人的に気になったところを中心にレビューしていきます。
詳しい仕様は記事末の公式サイトから。ネックは公式サイトによると「1961Cシェイプ」です(以下スペックは全て公式サイトから引用)。
握ってみた感触は、やや薄めで幅がちょっとだけ広い感じがします。
わりとIbanezに近いのかもしれません。
Ibanezはしばらく弾いてないので違ってるかもしれませんが、なんとなくIbanezのネックをちょっとだけ分厚くした感じに近い気がします。
幅の広いネックが苦手な人は気になるかもしれませんね。
個人的にはネックはわりと何でもいい方なのでこれで問題ありません。
指板のR(radius)は7.25" (184.1 mm)です。
こちらはヴィンテージ使用のRだそうで、たぶん僕が持っているヴィンスト1と同じ。
体感的にはほんのちょっと違いますが、許容範囲レベルですね。
ギブソン派の人にはRがきつく感じるかもしれません。
これはおなじみ、ロングスケールです。
25.5" (64.77 cm)と、ストラト使いには慣れたサイズのはず。
公式には「Vintage Tall」とあります。
四角くて小さくて弾きにくいやつ。
ヴィンスト1をジャンボにしたのでやっぱりこっちだと弾きにくさは感じますね。
慣れるしかありません。
ヴィンスト1はこのヴィンテージフレットを嫌って安易に交換してしまったのですが、たぶんそのせいでネックが弱くなったので今回は換えません。
メイプルです。
仕上げは「Gloss Nitrocellulose Lacquer」とあります。
細かいことは知りませんが、とにかくラッカー仕上げです。
素材はRosewood。
そのローズウッドを「スラブ張り」しています。
ご存じの方も多いと思いますが、指板の貼り方には「ラウンド張り」と「スラブ張り」があって、前者は指板が薄め、後者は分厚いという違いがあります。
写真で見ると、指板が中心に向かってずんぐりとしているのが分かるはず。
「スラブ張り」することによってネックの剛性が高まり云々という利点があるそうです。
個人的にはローズウッドの質感がより出ている気がします。
面積が多いので当然か?
サウンドについてはまた次回。
素材はアルダー。
カラーは「2トーンサンバースト」と呼ばれるもので、落ち着いた感じがします。
どアップだとこんな感じ。
(ネジにはさまったビニールのカスは後で取りますw)
仕上げは「Gloss Nitrocellulose Lacquer」です。
使っていたらヴィンテージみたいに剥げてくるのでしょうか?
楽しみです。
ピックアップは全て「Pure Vintage '61 Single-Coil Strat®」です。
サウンドについてはまた後日。
Pure Vintageとあります。
ヴィンテージのレプリカなのでしょう。
これもPure Vintageです。
個人的にこのペグはとても好きです。
固すぎず、柔らかすぎず、今まで使ってきたどのギターよりもしっかりしていてなんか安心できます。
初期仕様ではピックガードにビニールが貼ってあり、その上にステッカーが貼られていました。
いつもこれをどうするか迷うんですが、今回はすぐにはがし、ステッカーはなんとなく裏蓋に貼り直しました。
全体の印象やパーツのひとつひとつから、とても丁寧に吟味され仕上げられている感じがします。
さすがFenderの最上級ラインですね。
文句を言えるところがひとつもないです。