今回は30代未満の人向けです。
横浜でレッスンをはじめてから、若い人の音楽的幅の狭さに驚いています。
最初は興味が偏っているだけなのかと思っていましたが、どうやらそうでもなく、選択肢が多すぎて何を聴いたらいいのかわからず、結局自分の好きなものとその周辺だけしか聞かずに終わってしまうようです。
そこで、多くの人があまり馴染みのないジャンルでこれだけ聴いておけばいいよというアーティストとアルバムを挙げておきます。
熱心な音楽ファンなら「何を今さら」というものばかりになると思うので、そういう人はスルーしてください。
ボブ・マーリィ
レゲエ作った人です。
意外と知ってそうで知らないレゲエミュージック。
いろんな派生ジャンルがありますが、とりあえずこれ聴いておけばOKでしょう。
ドラムのパターンとベースラインを覚えておくと、アレンジなんかで使えます。
アストラッド・ジルベルト(歌)
引用サイト:Astrud Gilberto - Official Homepage
アントニオ・カルロス・ジョビン(作曲)
引用サイト:https://www.jobim.org/ ⒸCopyright 2020 Instituto Antonio Carlos Jobim
カフェ・ミュージックの定番であるボサノバですが、雰囲気は知っていてもアーティストは知らないって人は結構いるみたいです。
ボサノバという音楽を作ったのはアントニオ・カルロス・ジョビンって人で、あのボソボソした歌い方をデフォルトにしたのはアストラッド・ジルベルトという歌手です。
これも派生ジャンルが多いですが、オリジナルの雰囲気を知りたい人はこのアルバムをどうぞ。
あと、ジャズミュージシャンは、ジャズとしてやるボサノバとちゃんとしたボサノバの違いをきちんとわかっておかないと、ブラジリアンに真面目に取り組んでいる人に睨まれます。
「ボサノバ出来るよ」と軽く言っておきながらジャズジャズした弾き方の人が多いですからねえ…
ジェームス・ブラウン
今の黒人音楽の基礎を作った人。
ギターのカッティングもこの人の音楽から来てます。
黒人音楽に興味ない人もこれだけは聞いておきましょう。
ジョン・コルトレーン
ジャズこそ多すぎて何聞いたらいいかわからないでしょうが、とりあえずこれでいいと思います。
何やってるかわからなくても雰囲気だけ感じておけばいいでしょう。
ロバート・ジョンソン
BLUESってそもそもこんな感じですよって意味で。
好きか嫌いかは置いておき、とりあえず聞いておいて損はしません。
BLUES=クラプトンと思ってしまう人は一度聞いておきましょう。
クール・アンド・ザ・ギャング
いわゆる「ディスコ」のはしり。
今でもアイドルの曲でディスコっぽいアレンジが採用されたりしますが、その辺の基礎です。
アレンジやりたい人は必ず抑えておくべきでしょう。
ファンクとの違いも知っておくと勉強になります。
歌詞のフレーズもいまだによく使われたりします。
パート2はこちら。