先日菅野よう子氏の盗作(パクリ)疑惑についてミュージシャン目線から書きました。 k-yahata.hatenablog.com その後ふと思ったのは、パクリ警察(音楽のパクリを血眼になって探し、弾劾する人)はなぜ元ネタ(と決めつけた作品)をたったひとつしか出さない…
僕は菅野よう子氏の音楽も含めて攻殻機動隊のファンなのですが、菅野氏にはパクリ(盗作)疑惑があるということをずっと知っていました。 個人的に盗作だろうが何だろうがそれがいい音楽ならどうでもいいし、菅野氏の音楽は好きなので一切調べたことはありま…
創作や表現などをしていれば、主観と客観のズレについて必ず悩むようになります。 自分はいいと思っているものが全然相手にされなかった、酷評された、あるいは逆に自分がぜんぜんいいと思ってないものを高評価された、などなど。 ギターならギターをはじめ…
10月も終わりになり、湿度がぐんと下がってきたので、指板のクリーニングと保湿をし、弦を交換しました。 弦を外して、まずは細かいところの拭き掃除。 ブリッジなどは歯ブラシでこすると詰まった埃が綺麗になります。 そして指板のクリーニング。 僕はこ…
アーティストに限った話ではないのですが、ライブやイベントをやったり、教室を構えたりしたとき、ついつい来てくれた人よりも来ない人のことを考えてしまいます。 例えばキャパ100のライブで一生懸命頑張って70人入れたとき、つい入らなかった30人の…
時々「歌ってみた」を観るのですが、ほとんどの場合1コーラスも聴かずに消します。 なぜかというと、聞けば聞くほど疑問が生じ、歌が入ってこなくなるからです。 といっても、技術的なことではありません。
以前からUNISON SQUARE GARDEN(以下ユニゾン)が気になっていました。 毎期アニソンとして使われていて、いい曲だなーとは思っていたのですが、ヴォーカルの声がどうも合わず音源をちゃんと聴くということはしませんでした。 が、いつの間にかそれも慣れて…
このシリーズは「ジャズは難しい」という前提に立って話していくという趣旨ではじめたのですが、その根幹となる問題がちょっとわかった気がしたので書いてみます。
前回、批判は受け入れるべきだが否定からは逃げるべきだと書きました。では批判と否定はどう違うのでしょうか? その見分け方などを考えてみました。
昨今では何でも批判的・否定的な意見をDisと呼んで一緒くたにする風潮がありますが、批判と否定は違います。 英語でも、Disrespectは批判ではなく中傷や侮辱、批判はCriticizeとはっきり言葉が別れています。
ジャズには、どの曲が弾けるようになったら脱初心者か、どれが弾けるようになったら上級者かという考え方があります。 この考え方はやめておいた方がいいです。 なぜならこれは、記号の処理能力=ジャズの演奏レベルという考え方だからです。
世間的に、貧しさの中から成功することが難しく、裕福な人が成功するのは簡単だといった印象があります。 確かに、裕福であればあるほどスタート地点でアドバンテージを持っているし、貧しいよりはいいに決まっています。 しかし、よく考えてみれば、裕福で…
人は必ず成功を目指します。 と同時に、その成功が不正からでない正当なものであるよう心がけます。 そうして正当な努力からささやかな成功を勝ち取ったとき、必ずといっていいほど他人からの悪意を受け、混乱してしまいます。 自分の成功やその過程の正当性…
ギターをはじめてまだ数年しか経ってないのにわりとなんでも弾ける人がいます。 一昔前だと地元ではヒーローになれたタイプです。 今はYOUTUBEがあるのでまた色々と違うのかもしれませんが。 実はこういうタイプが後々苦労します。 なぜかというと、自分の技…
やたらと若者の才能を褒めそやす大人がいます。 やれ「○年に一人の逸材」とか「○○の再来」「神童」などなど。 そうした大人は、一見若者に勇気と自信を与え、背中を押しているように思えますが、実は内面はかなりこじれています。 そうした大人が才能を探す…