以前からUNISON SQUARE GARDEN(以下ユニゾン)が気になっていました。
毎期アニソンとして使われていて、いい曲だなーとは思っていたのですが、ヴォーカルの声がどうも合わず音源をちゃんと聴くということはしませんでした。
が、いつの間にかそれも慣れて、先日アルバムを聴いてみたらめっちゃよかったです。
聞いたのは以下の二枚。
何がいいかというと、僕が知ってる3ピースバンドの文脈から進化しているところですね。
普通3ピースバントって、その編成の時点でだいたい方向性が決まってしまうんですよね。
一昔前ならニルヴァーナみたいなのだったり、ハイスタ、ストレイキャッツ、ブランキーなどなど。
だから3ピースって時点で『はいはい、またハイスタかブランキーでしょ?』と決めつけて聞いてこなかったんだと思います。
が、ユニゾンはそのどれにも当てはまっていない感じがしました。
今はこれが当たり前なのかもしれませんが、アルバムを聴いて、「え?3ピースでこんなことやんの?」という新鮮な驚きがたくさんありました。
しかも、いろんな要素をちゃんと自分たちで消化してから出している(と思われる)ので、ちゃんとユニゾンの音楽になっています。
一昔前は「ロックとレゲエ足してみましたww」とか「ロックでラップやってみましたww」みたいなバンドがわんさかいて、聞いてみると「あーこの人たちレゲエ知らないんだな」「ラップをファッションだと思ってんだな」とがっかりしたことがよくありましたが、ユニゾンにはがっかりさせられることはなく、安心して聞けます。
作曲はほぼ全部ベースの田淵氏だそうですが、キ○ガイレベルで音楽が好きなんでしょうねw
メロディラインやコード進行からそれが伝わってきます。
ベース弾いてる姿からも伝わってきますww
ベーシストのステージアクションではヴァーダイン・ホワイト(Earth Wind And Fire)か田淵氏かってぐらい目を持っていかれます。
若い子はユニゾンをよく聴いてそこから彼らのルーツを探っていくと、いい音楽体験が出来るのではないかと思います。