八幡謙介ギター教室in横浜講師のブログ

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エリック・クラプトン「Wonderful Tonight」について 年齢と共に深みを増す珍しい曲


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僕はクラプトンフリークではなく、好きになったのもここ十数年ぐらいです。

また、好きになってからも昔の音源や演奏はあまり聴いてきませんでした。

もちろん往年の楽曲は知ってますが、当時の音源よりは近年のライブ映像などで聴いていました。

そんな中、わりと最近初めて「Wonderful Tonight」のオリジナル音源を聴き、「あれ?」と思いました。

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なんて言うか、一聴して楽曲に歌やギターがまだ追いついてない印象がありました。

もちろん作った本人が歌い、弾いているので僕が言ってることがおかしいんですが、それでもなんだか歌もちょっと投げやりな感じがするし、ギターももうちょっとしっとり弾いてもいい気がします。

この曲は「SLOWHAND」というアルバムに収録されており、発売は1978年、クラプトンは1945年生まれなので33歳のときの楽曲です。

33ならもう小僧じゃないしこういった大人のバラードもちゃんと歌い、弾きこなせてもおかしくはないのですが、どう聞いても「まだやな…」と思ってしまいます。

 

 

しかし、こちらの1999年のライブ映像を観てみると、歌やギターがより深みを増し、楽曲の世界観を十分に引き出している感じがします。

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このときクラプトン54歳。

やっと本人が楽曲に追いついたという印象があります。

歌詞に出てくる長いブロンドヘアの女性、その女性との関係、パーティの様子、彼女を連れていることがどれだけ自慢で誇らしいか……

33歳のときはまだ憧れが混じった歌でしたが、このときはもう自分の想いや本当に見た景色になっている感じがします。

また、ギターもそういった景色を十分イメージして弾かれている感じがあります。

 

 

面白いのは、若い衝動が命ともいえるロックミュージシャンが、自分のものにするためにこれだけ年月がかかる楽曲を作り、本当に年月をかけてその曲に追い突いていったという点です。

同じような例は他にあまり知りません。

ロックの曲とそれを作ったアーティストって、だいたい月日が経つほどにきつくなってきますからね。

あるいは無理してそのときのパフォーマンスや衝動、キラキラ感を歳とってもどうにか維持しているパターン。

クラプトンのように歳と共に円熟していくというのはロックというよりはむしろブルースですね。

「Wonderful Tonight」はロックバラードというより、クラプトンが生み出したブルースと考えるとちょっとすっきりします。

 

皆さんはこの曲にどういう印象をもちますか?

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