少し前、アメリカの80年代のアーティストでジョン・メレンキャンプと言う人を知ったので、代表作である「SCARECROW」を聴いてみました。
85年発売でアルバムからはヒット曲も出たそうですが、僕は今の今まで知りませんでした。
聴いてみるとなんとなく納得。
一言でいうと「田舎のロック」ですね。
いわゆる「カントリーロック」ではなくて、アメリカの田舎を歌ったストレートなロックという感じ。
表題曲の「SCARECROW」はカカシのことで、内容は「じいちゃんの代からこの広大な農場を継いできたけど、息子よ、お前にはもうこの遺産をやることはできない……すまねえ」みたいな感じで暗いですw
日本人にはちょっとピンと来ませんねえ…
MVもなんかなーって感じ。
ただこのアルバム、音はいいです。
僕が好きなところは、テレキャスのいい音が聞けること。
普通に聴いただけで「あ、テレキャスや」と分かるぐらい特徴を捉えた音で録音されています。
あと、ドラムの自然なルーム感もいいです。
いかにむ「ルーム感出しました!」という音ではなく、自然に空間に音が鳴ってる感じ。
80年代ロックのいい音がこのアルバムで聞けます。
曲はいい意味で全部普通。
以前紹介したドン・ニックスよりは全然サラサラして聴きやすいです。
日本ではもう廃れたアメリカのロックアーティストが聴きたい人は一度ためしてみだくさだい。
ちなみにジョンさん、メグ・ライアンの元婚約者だったそうな。
ジョン・メレンキャンプ