ギターを持っていなくてもDTMが何なのか知っている人も多いと思いますが、簡単にご説明します。
DTMとはDesk Top Musicの略で、自宅のパソコン上でレコーディングしたりミックスしたりすることを言います。
一昔前はレコーディングはスタジオでしかできませんでしたが、2010年代あたりからテクノロジーが進化し、誰でも自宅で、自分のパソコンと最低限の機材でレコーディングできるようになっていきました。
ではそのDTMをするのに必要な機材は?
商品のリンクは一例でありおすすめというわけではありません。
PC、タブレット、スマホ(?)
音の記録、編集などに必要。
今はスマホでもできるっぽいが、PCかタブレットの方が一般的。
DAW(Digital Audio Workstation)
DTMを行うためのソフト、アプリのこと。
だいたいオーディオインターフェイスに無償で付いてくることが多い。
これをPCやタブレットにインストールしてDTMを行う。
オーディオインターフェイス
楽器の音や歌をPCなどに記録するためのデヴァイス。
モニタースピーカー、モニターヘッドホン
録音した音を確認するためのもの。
リスニング用は聴いて心地いいようにチューニングされているので、音そのものを確認するためにはモニター用が必須。
MIDIキーボード
PC上の音源データを操作するために必要。
なくてもできないこともないが、不便。
マイク(ヴォーカル)
歌を録るためにはマイクが必要。
楽器のみならいらない。
大体こんな感じです。
機種などはすぐに更新されるのであえて掲載しません。
DTMで何ができるのでしょうか?
簡単に言うと、高音質での録音と多彩な編集です。
楽器の演奏は録音して確認することが重要です。
自分ではバッチリ弾けていると思っていたのに、録音したものを聴いたらひどい演奏だった……ということはいくらでもあります。
もちろん録音だけならスマホでもできますが、DTMなら高音質で記録できます。
また、スマホでのマイク録音と違い、DTMならライン(PCなどに直接音を送る)で録音もできます。
この場合アンプから音を出さなくても済むので騒音が起こりません。
自分の音をヘッドホンで聴けば夜中でも録音できます。
スマホでのマイク録音と違うところは、多彩な編集ができるところです。
音を自由に切ったりつなげたり、エフェクトをかけたり、位置を変えたり、音量を変えたりと、なんでもできます。
本来一発撮りしないといけないものが、DTMなら細切れに演奏してつなげることで1曲にすることもできます。
僕がギターをはじめたのは平成初期だったので、まだDTMなんてものは存在していませんでした(そもそもパソコンなんて誰も持ってなかった)。
しかし現在は練習のお供としても活用されているようですね。
否定する人もいると思いますが、ツールは使いようなので上手く活用すれば楽器上達の手助けになってくれると思います。
DTMはなんといっても作曲に真価を発揮してくれます。
ゆくゆくは作曲してみたいという人は、安物でいいので早めにDTMに慣れておいた方がいいと思います。
いずれ動画をつくりたいという人は、動画のBGMや演奏を編集するためにDTMの技術が必要になると思います。
動画製作が目標ならギターの練習と同じぐらいDTMもいじっておくと後で役に立ちます。
最後に、DTMにそんなに興味がなく、みんなやってるから一応やっておこうかなぐらいだったら別にやらなくてもいいと思います。
そもそもそういった技術(ミックス、アレンジなど)はその道のプロの職人技術ですし、そう簡単に上達するものでもありません。
また、DTMは金食い虫なので、真面目にやろうとするとお金がいくらあっても足りません。
そもそもギター自体お金がかかる上にDTMまでやるとなるとかなりしんどい思いをします。
初心者でギターを真剣にやりたいという人は、まずはギターに集中して必要があればDTMに手を出せばいいんじゃないかと思います。
DTM関連の鉄板サイトはこちら。