八幡謙介ギター教室in横浜講師のブログ

ギター講師八幡謙介がギターや音楽について綴るブログ。

ギター初心者がこれからギターを始めるために 65 いいギターって何? 使う意味は?


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ギターの値段とだいたいの質

モノの価値はだいたい値段に比例します。

ギターもまあそう考えて問題ないでしょう。

では価格帯によってどう質が変わるのか?

これは100人いたら100人の考え方があるので正解はありませんが、参考までに僕の考えを述べておきます。

異論反論はかなりあると思いますが、大雑把な基準なのであまり真面目に捉えすぎないでください。

もちろん以下に当てはまらないギターも沢山あります。

*値段は新品を想定しています。

 

 

3万円以下 エントリー

初心者用エントリーモデル。

チューニングがそれなりに合って、楽器としてまともに弾け、1~2年故障せずに持ったら十分。

楽器としての質を期待できるレベルではありません。

3万~5万円 ポストエントリー

エントリーよりはややましだけど、まだまだギターとしては廉価といえる価格帯。

この価格帯の方が故障や不具合が多いイメージ。

まだちゃんとしたギターでは使わない安価な木材などを使っている場合が多い。

5万~10万円 中級

中の下~中の中ぐらいのギターが多い。

この辺の価格帯になると、木材も一般的なものを使っていたりする。

かなりバリエーションは増えるので、好みの形、サウンド、仕様は確実に見つかるはず。

掘り出し物はなくもない。

 

 

10万~15万円 中の上

ギターとしてちゃんとしてくるのがこの辺の価格帯から。

メーカーにもよるが、故障や不具合が減ってくる。

改造にもちゃんと反応してくれる。

個性や音楽性を持ったギターが選べる。

15万~20万円 いいギター

あえて値段だけで判断すると、このへんから「いいギター」となる(もちろんそうでないものもある)。

木材やパーツの質が明らかに良くなってくる。

エイジングによる変化も期待できる。

値段と質のバランスがやや崩れはじめる。

25万のギターが絶対的に20万のギターよりいいとは限らない。

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25万~35万円 最高級

よっぽどでないかぎり、何を買っても質はいいはず。

楽器としての個性が十分発揮され、メーカーの哲学なども反映されていることが多い。

故障も少ないはず(この価格帯で現行で故障が多いと明らかにおかしい)。

現行の一般流通しているギターとしては最高級と考えていい。

35万円以上 特殊

この辺りから逆に判断が難しくなる。

ハンドメイドの少数生産ギターや、特別なコンセプトのギター、アーティストモデル、有名ギタービルダー監修、ヴィンテージなどといった付加価値がついている場合が多い。

意外と高い割に音があんまりよくないこともある。

楽器を熟知していなければ無闇に手を出さない方がいい。

 

 

自分が気に入っているのが一番「いいギター」

以上、かなりざっくりとご説明しましたが、一番大事なのは自分の気持ちです。

高いギターがいいという人もいれば、安いのを改造して自分好みに仕上げるのがいいという人もいます。

ヴィンテージがいいという人もいれば、最先端のギターがいいという人もいます。

思い出の詰まったギターがどうしても手放せないという人もいるでしょう。

結局、自分が気に入っているギターが一番「いいギター」だということです。

その主観に対し、技術や知識、経験、音楽に対する認識や活動などが変化し、「いいギター」の定義が変わってきたらギターの買い換え時なんじゃないかと思います。

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