八幡謙介ギター教室in横浜講師のブログ

ギター講師八幡謙介がギターや音楽について綴るブログ。

はじめてのオーディオ1 プリメインアンプ編①


八幡謙介ギター教室in横浜

オーディオの重要性を何度も説いていますが、なかなか一歩踏み出せない人のために、オーディオを揃えるための必要最低限の知識を書いてみたいと思います。

なお、オーディオ機材はデヴァイスごとに細かく仕様が違ったり、必要な機能、ケーブルなどの規格が異なってくるので、実際に購入する際は必ずご自身で確かめてからにしてください。

僕は一切責任をとれませんので。

プリメインアンプ

音源をスピーカーから鳴らすには、音を増幅するためのアンプが必要です。

オーディオの世界ではプリメインアンプと言います。

詳しい構造は知らなくて結構ですが、入力と出力についてはしっかり把握し、将来の増設も含めてシミュレーションしておく必要があります。

 

  • 入力

  再生機器からプリメインアンプへ。

  どんな再生機器からどのように入力するのか?

  入力に必要な機能やケーブルは?

 

  • 出力

  プリメインアンプからスピーカーもしくはヘッドホンへ。

  アンプからスピーカー何台に出力したいのか? 

 

これらについて一般的な例を挙げていきましょう。

入力例1 PC→プリメインアンプ

PCから直接プリメインアンプに入力し、そこからスピーカーに出力するパターンです。

 
  • PC→プリメインアンプ

  PCからアンプに入力する場合は、アンプ側にUSB-DACというUSB入力端子が必要となります。

(USB-DAC搭載アンプ例)

ヤマハ プリメインアンプ A-S801(B) [ブラック]

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  • メディア: エレクトロニクス
 

当然、PCから音楽を聴くことを想定していない古いアンプには搭載されていません。

USB-DACを搭載しているプリメインアンプは比較的近年のモデルとなります。

しかし、USB-DACがアンプに搭載されていなくてもPCから入力する方法はあります。

 

  • PC→オーディオインターフェイス→プリメインアンプ

  DTM用のオーディオインターフェイスを持っていれば、それをUSB-DACとして、そこからプリメインアンプに入力するというのもアリです。僕も一番最初はそうしてました。また、オーディオ用のインターフェイスもあるようです。

これだとLINE入力と出力があるので、PC→プリメインアンプはもちろん、外部音源を一旦PCに入力して、そこからプリメインアンプに送ったりもできそうです。カセットプレイヤー→オーディオインターフェイス→PC→プリメインアンプみたいなこともできそうですね。詳しくはご自分で調べてください。

 

なお、PCとインターフェイスはUSBケーブルで、インターフェイスとプリメインアンプは一般的にRCAケーブルでつなぎます。

(RCAケーブル)

デジタルケーブルみたいなのもありますが、個人的にはそっちはよくわかりません。

 

 

入力例2 スマホ、タブレット→プリメインアンプ
  • Bluetooth接続

 スマホ、タブレットとプリメインアンプ双方にBluetooth機能が付いていれば、ワイヤレスで接続できます。僕も以前持っていたプリメインアンプでこの機能を使っていました。ただ、ちょっとした落とし穴があります(下記参照)。

(Bluetooth機能付きプリメインアンプ例)

TEAC USB DAC/ステレオプリメインアンプ AI-301DA-SP/S

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  • 発売日: 2015/08/03
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  • ヘッドホンジャック→プリメインアンプ

 スマホ、タブレットのヘッドホンジャックからプリメインアンプに入力する。

この場合必要なのはスマホ、タブレット側がステレオミニプラグ、プリメインアンプ側が二股RCAになっているケーブルです。

ただ、最近のスマホはヘッドホンジャックがないものが主流のようなので、一度確認しておきましょう。

(ステレオミニプラグ/RCAケーブル)

入力例3 レコードを聴くか聴かないか

上記以外の入力例として、レコードがあります。

レコードを聴くためにはそれ専用の端子がアンプ側に必要となります。

これをPHONO端子といいます。

PHONO端子がついていないプリメインアンプではレコードが聴けないので、将来的にレコードも聴きたいという方はPHONO端子のあるプリメインアンプを買っておきましょう。

まあ、そこそこのお値段のアンプであれば最初からついていますが。

出力例1 プリメインアンプ→スピーカー

では出力を見ていきましょう。

こちらは入力よりは簡単です。

気にするところは、スピーカー何発(何組)鳴らしたいかです。

だいたい一組か二組ですね。

三組鳴らせるアンプはあんまりない気がします。

一組のスピーカーを鳴らすのに出力端子が4つ必要になります。

 

  • スピーカーL:2端子
  • スピーカーR:2端子

 

出力が4端子付いてるから2組のスピーカーを鳴らせると勘違いしてしまうと後で後悔します。

実際に僕もそれで失敗しています(「はじめてのオーディオ2」参照)。

また、一般的にプリメインアンプからはフォン端子(ギターのシールドと同じケーブル)で出力できません。

てことは、プリメインアンプでモニタースピーカーは鳴らせないということです(スピーカーに外部入力があれば別)。

プリメインアンプ→スピーカーは一般的に端子のついていないケーブルを使用します(細くて長いやつ)。

(端子のついていないスピーカーケーブル)

Amazonベーシック スピーカーケーブル 16ゲージ  30メートル

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あた、バナナプラグというのもありますが、これはアンプ側とスピーカー側両方が対応している必要があります。

端子なしのケーブルなら絶対に使えるので分からない場合はそちらを使うといいでしょう。

 

 

出力例2 ヘッドホンでしか聴かない場合

オーディオは興味あるけど大きな音が出せないという人は、ヘッドホンアンプを検討してみましょう。 

生徒さんにおすすめしたところ知らなかった人もいて、購入された方もおられました。

個人的には使ったことがないので詳しくはないのですが、名前の通りヘッドホンのためのアンプです。

USB-DAC付きのものも多いと思います。

こちらはスピーカーアウトがついていません。

その代わりオーディオアウトがついています。

PC→ヘッドホンアンプ→プリメインアンプ→スピーカーという風につなぐこともできますね。

まあヘッドホンアンプを使う人はそんなことをしないと思いますが(それができれば最初からプリメインアンプを買えばいい)。

この場合アンプ側のヘッドホン端子はフォン端子(ギターのシールドと同じ)になるので気を付けましょう。

フォン端子/ステレオミニプラグ両方使えるヘッドホンもあるみたいです。

変換プラグもあるので持っておくと便利です。

ヘッドホンがBluetoothにしか対応していない場合はたぶんBluetooth対応のヘッドホンアンプじゃないとつなげないでしょう。

そういうのがあるのかどうかは知りませんが。

Bluetoothの落とし穴

以前、「Bluetooth対応のプリメインアンプ持ってたらスマホで動画観るときもいい音で聴けるからめっちゃ楽しいじゃん!」と思って、こちらを購入したことがあります。

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確かに便利は便利でしたが、そもそも音源はPCから聴けるし、プリメインアンプにつないでYoutubeを観ると音の悪さが変に目立って逆にウザかったです。

Youtubeはスマホでちょうどいいようにつくられているので、スマホで観るのが一番だと気づきました。

結局、個人的にプリメインアンプにBluetooth機能はいらないという結論に至りました。

Youtubeは別として、どうしてもスマホやタブレットで再生される音をいい音で聴きたい、でもデヴァイスをケーブルでつなぎたくないという人はBluetooth付きプリメインアンプにメリットがあるかもしれませんが。

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はじめてのオーディオ2 プリメインアンプ編②

k-yahata.hatenablog.com