【略史】
1960年代後半からアイバニーズ、グレコなどの製造するフェンダー・ギブソンのコピー品の下請けをする。
70年代にギブソンから訴訟を起こされるが最終的に和解。
1982年に他社と共同出資でフェンダーの子会社「フェンダージャパン」を設立。
80年代には工場を失ったアメリカの本家フェンダーに技術支援を行う。
また、フェンダー社と共同出資でフェンダーメキシコを設立。
1989年、フジゲン株式会社に改名。
簡単に言うと、フジゲンは日本のギター製造の老舗。
国内外の様々なメーカーの下請けを行ってきました。
本家フェンダーから「お前らパクリめっちゃ上手いやん、ほなどうせやったら正規で下請けせーへん?」と打診されたという都市伝説があります。
【公式サイト】
【公式Youtube】
FUJIGENのギターは何度か弾いたことがありますが、いい意味で「普通」です。
YAMAHAほど誰が弾いてもいい音がするというわけでもなく(ちゃんと弾いてあげないといい音しない=楽器として正しい)、アイバニーズほど無個性でもなく、かといってフェンダーほど個性的でもなく、扱いやすいけど楽器としては一本芯は通っているという印象です。
価格帯も最高で20万ぐらいなので、弾きやすくて質のいいギターを無理のない範囲で探せば必ず候補に挙がってくるメーカーだと思います。
デザインがややトラディショナル寄りなところから、若者よりも30代以上に人気なメーカーという印象。
FUJIGEN ( フジゲン ) / Expert EOS-ASH-M SBB
FUJIGENというと、ウェブ・オーダー・システムというオーダーメイドサービスがわりと有名です。
現在2タイプのギターに対し、ネット上でスペックを自由に選び(といっても選択肢は限られている)、オーダーできるようです。
細かいこだわりがある人にはいいシステムですね。