昨年「ギタリスト身体論3」をお世話になっているギタリスト小南数麿さんに送ったところ、お礼にとCDをいただきました。
こちらの3枚です。
聴いてみると、まず音の良さに驚きました。
最近購入したCambridge Audioのプリメインアンプは、いい音はよく聞こえますが、ちょっとでもバランスが悪いとそれもはっきり表現してしまいます。
このオーディオで聴いて「うわー、気持ちいい!」と音に浸れるぐらいいい音で、感動しました。
個人的には「Carry On」がよかったです。
ざっくり言うと2000年代以降のジェフベックのような、打ち込み+ギターインストアルバムです。
クリアでバランスのいいオケの中に抜けのいいギターが鳴っていて、ただただ聴いていて気持ちいいです。
個人的には、各曲で異なる処理をしているディレイの感じがカッコイイなと思いました。
ディレイの処理が各楽曲のイメージを引き立てていて、エフェクトの設定一つでも楽曲に貢献できるのかと目からうろこでした。
この辺はいい音で聴かないと分からないと思いますが。
ギターやってる人、特にDTMで製作している人は参考になるところが沢山あると思います。
アレンジもバラエティに富んでいて、長年のキャリアを物語っており、10年20年程度じゃ出せない深みがあります。
念のため言っておきますが、お世話になっているからヨイショしてるんじゃなく、本当にいい音楽なのでオススメしています。
嘘だと思ったら自分の耳で確かめてください。
あと個人的によかったのが、「HORIZONS」に入っている郷ヒロミさんの名曲「言えないよ」ですね。
こちらもインストで演奏されているんですが、聴いているとふとヒロミさんの歌で脳内再生されていて、『ずっと一緒にやってきた方だもんな~』となんかジーンときました。
ついヒロミさんの歌が聴きたくなってapplemusicでオリジナルの方も聴いていました。
僕も教室で生徒さんに「歌が聞こえてくるように弾く」ということを教えていますが、その実例として刺激を受けました。
歌うように弾くということが知りたい、やってみたい方は郷ヒロミの「言えないよ」と数麿さんの「言えないよ(インスト)」を聴き比べてみましょう。
同じ景色、感情、空気感を持っていることが分かると思います。
まあずっと一緒にやってる方々なので当たり前なのかもしれませんが。
とにかく、ギターやってる人や、DTMでギター入れたりミックスしたりする人はぜひ小南数麿さんの音源をチェックしてみてください。
個人的には「Carry On」がおすすめです。
小南数麿さんの情報はこちら。