昨年末、ワンチャン遊べるかもと考えていたらコロナ感染拡大でパーになったので、余ったお金で久々に歪みを買いました。
ど定番のアイバニーズTube Scremerです。
復刻版です。
音に関しては今更感がありますが、一応書いておきます。
- ミッド寄りの太い音
- BOSSよりはややモコモコしてこもりがち
- 強くピッキングしたときの独特のきしみが特徴
- ソフトに弾いても音量があまり下がらず、太いまま
- ストラトのアルダーボディのバイト感と絶妙にマッチ
こんなとこでしょうか。
要は、みんな知ってるあの音ってことです。
新発見は特にありません。
気になるのが、モデリングと実機の違い。
今回は手持ちのZOOM MS-50に入っているTS9を模したエフェクターと比較してみました。
結果、サウンドはもうほとんど一緒でびっくりしました。
ややデフォルトの出音が違いますが、ツマミをいじれば同じレベルまで上げ下げできます。
ソフトピッキングにしたときの太さやバイト感もほぼ一緒でした。
けっこう前の、しかも廉価マルチであるMS-50でこれですから、HELIXやBOSSの新しいマルチなんかだともっと実機に迫る音で入ってると考えていいでしょう。
(TS9系の歪みが入ってるかは知らんけど)。
KEMPERなんかにもモデリングエフェクターが入ってるんでしょうか?
まあこのTS9に限らず、エフェクターに関してはもう実機とモデリングは同じと考えていいと思います。
あとは音をモノと結びつけるか、データとして考えるかだけでしょう。
ただひとつ、ZOOM MS-50のモデリングと実機でここは違うかなと思ったのは、強くピッキングしたときの独特のきしみ音です。
モデリングでも一応あるにはあるんですが、実機の方がより良い意味で機械的なきしみ音が出ていました。
これが欲しい人は実機にした方がいいと思います。
まあ、それも上位のモデリングでは再現されているのかもしれませんが。
実機を使う意味って、もしかしたら本命のサウンドじゃなくて、その機種独特のノイズとかエラーみたいなものじゃないかと思ったりもします。
僕はエフェクターマニアではないのであれこれ揃えて比較するつもりはありませんが。
最後に、実際使ってみて改めて分かったのは、TS9は難しいエフェクターです。
ピッキングが相当しっかりしていないといい音が出ません。
TS9でいい音が出せれば一人前といっていいと思います。
自分のピッキングを試すためにこいつを一個持っておいて、時々弾いてみるというのもいいかと思います。
Ibanez ( アイバニーズ ) / TS9 Tubescreamer チューブスクリーマー