八幡謙介ギター教室in横浜講師のブログ

ギター講師八幡謙介がギターや音楽について綴るブログ。

Room335解説 2 レコーディングメンバー、楽曲の背景


八幡謙介ギター教室in横浜

*マークの出典は全て「SONG TO SOUL Room335/ラリー・カールトン」。リンクは記事末参照。

前回の記事

k-yahata.hatenablog.com

ラリー・カールトンをAmazonでチェックする

作曲

ラリー曰く、Room335は2~3日かけて「意識的に真剣に取り組んだ」楽曲だそうです*。

普通はリフやサビだけ決めてあとはセッションで完成させていくらしい。

作曲時から特別な曲だという意識があったのでしょう。

 

 

レコーディングメンバー

ここでRoom335のレコーディングメンバーを見ていきましょう。

 

ベース:エイブラハム・ラボリエル

エイブラハム・ラボリエル - Wikipedia

セッションベーシストとして5000曲以上のレコーディングに参加。

 

キーボード:グレッグ・マティソン

LAの人気スタジオミュージシャン。

 

ドラム:ジェフ・ポーカロ

ジェフ・ポーカロ - Wikipedia

当時LAでスタジオミュージシャンをしており、後にTOTOを結成。

TOTOをAmazonでチェックする

Baked Potato

彼らはレコーディングのみならずバンドとして活動もしており、LAのライブバーBaked Potatoでしばしばライブを行っていたそうです*。

Room335もライブで何度か披露したらしい。

お店は2023年現在も営業しているみたいです。

サイトはこちらThe Baked Potato

www.tripadvisor.jp

こちらのブログに詳しく書かれています。

36music.com

 

 

レコーディング
レコーディングはハリウッドヒルにある当時のラリー自宅スタジオ、通称「Room335スタジオ」にて行われたそうです*。
当時のアシスタントエンジニアであるスティーヴ・カールトン氏によると、レコーディングは全員そろっての一発撮り、ガラス越しに輪になって向き合い録音したらしい*。
アルバム収録曲でRoom335が最初の録音*。
ベースのエイブラハム以外とはライブで何度もやっていたので、レコーディングは短時間で済んだそうです*。
ラリーはレコーディングルームの真ん中にメサブギーのアンプMkⅡcを置いており、音が大きかったので何かで包んだ上、音量も少し下げてレコーディングした。そうしないとドラムマイクで拾ってしまうからだそうな*。
ギターはもちろんGIBSON ES-335。
インスパイア

ラリー曰く、Room335はSteely Danの「Peg」という曲のリフにインスパイアされたそうです*。

youtu.be

「Peg」収録アルバム。

Aja

Aja

Amazon

確かに、似てますね。

ちなみにラリーはこの楽曲でもソロを弾いています。

よっぽど耳に残っていたんでしょう。

Steely DanをAmazonでチェックする

335について

70年代初期のスタジオミュージシャンで335を使っているギタリストはラリー以外ほとんどいず、結果的に335=ラリーという風に定着したらしい*。

偶然を味方につける強運も持っている人のようです。

 

ラリー・カールトンをAmazonでチェックする

八幡謙介ギター教室in横浜のHPを見る

 

*出典BS-TBS「SONG TO SOUL〜永遠の一曲〜」|「Room335」ラリー・カールトン

 

 

Room335オリジナル音源をチェックする
夜の彷徨(さまよい)<FUSION 1000>

夜の彷徨(さまよい)<FUSION 1000>

Amazon
Room 335

Room 335

  • 335 Records
Amazon

ラリー・カールトン関連グッズをAmazonでチェックする

Room335解説3へ

k-yahata.hatenablog.com

Room335講師演奏

youtu.be

ラリー・カールトン関連グッズをAmazonでチェックする