*マークの出典は全て「SONG TO SOUL Room335/ラリー・カールトン」。リンクは記事末参照。
ラリー曰く、Room335は2~3日かけて「意識的に真剣に取り組んだ」楽曲だそうです*。
普通はリフやサビだけ決めてあとはセッションで完成させていくらしい。
作曲時から特別な曲だという意識があったのでしょう。
ここでRoom335のレコーディングメンバーを見ていきましょう。
ベース:エイブラハム・ラボリエル
セッションベーシストとして5000曲以上のレコーディングに参加。
キーボード:グレッグ・マティソン
LAの人気スタジオミュージシャン。
ドラム:ジェフ・ポーカロ
当時LAでスタジオミュージシャンをしており、後にTOTOを結成。
彼らはレコーディングのみならずバンドとして活動もしており、LAのライブバーBaked Potatoでしばしばライブを行っていたそうです*。
Room335もライブで何度か披露したらしい。
お店は2023年現在も営業しているみたいです。
サイトはこちらThe Baked Potato
こちらのブログに詳しく書かれています。
ラリー曰く、Room335はSteely Danの「Peg」という曲のリフにインスパイアされたそうです*。
「Peg」収録アルバム。
確かに、似てますね。
ちなみにラリーはこの楽曲でもソロを弾いています。
よっぽど耳に残っていたんでしょう。
70年代初期のスタジオミュージシャンで335を使っているギタリストはラリー以外ほとんどいず、結果的に335=ラリーという風に定着したらしい*。
偶然を味方につける強運も持っている人のようです。
*出典BS-TBS「SONG TO SOUL〜永遠の一曲〜」|「Room335」ラリー・カールトン