前回、とりあえず譜面を書く練習をするなら紙の五線譜から練習するといいよと言いました。
ちょうど五線譜を切らしていたので、タイプの異なる五線譜を注文し、届いたので比較してみます。
参考にしてください。
シンコーミュージック、A4サイズ、五線譜は10段のもの。
買ってから『あ、でか…』と思いました。
そういえば譜面のデフォルトサイズはB5でしたね。
まあ練習用ならでかい方がいいのかもしれません。
こちらはタイトルを書く欄がなく、五線譜のみですね。
10段でも五線の間にそれなりにスペースがあるので書き込みもできます。
練習用には10段がちょうどいいのかもしれません。
各ページの上下には目盛りがついてますが、これは各段をちょうど4等分するための目盛りのようです。
これに合わせて定規を引けば各段きっちり4等分できますね。
譜面書きには結構ありがたい機能です。
実践的なことを言うと、一番最初の小節は調号やら拍子やら書くのでちょっと長めに取りたいんですよねえ……。
一段5小節の場合も結構あるし。
それを考慮して目盛りをもう一段階細かくしてくれていたら神五線譜だったんですが。
こちらは完全にノートスタイルになっているので、一枚破って渡したりコピーしたりというのがちょっとやりにくいです。
練習用に割り切って使うと重宝すると思います。
シンコーミュージック、B5、12段のルーズリーフ使用です。
こちらは一般的な譜面と同じサイズ感です。
タイトルを書く欄があるのが地味に嬉しいです。
あと、均等に小節を引くための線もありますが、やっぱこれも粗いですね……
こちらはルーズリーフ使用なので一枚破って渡したり、一枚だけコピーしたりしやすいと思います。
改めて気づいたんですが、A4とB5で五線の幅は同じです。
サイズが大きくなるから五線も幅広くなるということはなさそうです。
今まで考えたこともなかったですが。
五線の幅はもしかしたらデジタルならいじれるのかもしれません。
では各サイズをまとめて比較してみましょう。
持っていないサイズは予測しています。
【サイズ】
・A4
やや大きめ。
・B5
標準の譜面サイズ。
・それ以外
でかすぎるか小さすぎる。
【段】
・8段以下
五線と五線の幅が広すぎて使い辛い。書き込みはたっぷりできる。
・10段
五線と五線の幅が広くてやや読み辛いが、実用は可。音楽の勉強に最適。
・12段
最も実用的。書き込みはし辛い。
(*書き込みとは五線と五線の間に注釈やメモなどを書くこと。人に渡す譜面には普通しない)
【体裁】
・ノート
自分用。人に渡したりコピーし辛い。
・ルーズリーフ
人に渡したりコピーしやすい。
では最後に目的別でどの五線譜を買ったらいいのかを書いておきます。
練習用
A4かB5サイズで10段ならあとは何でもOK。
実践用
B5サイズの12段、ルーズリーフでタイトル欄があるもの。
実践用で練習しても悪いことはないので、最初から12段を使いたければ全然構いません。
じゃあ10段A4でもいいかというと、別に怒られることはありませんが、元ジャズミュージシャンからすると10段A4だとややでかくて幅も広くて読みにくさを感じます。
実践用なら12段、B5がベストですね。
総譜とかになるとまた変わってくるとは思いますが。