Gセクションの後にギターソロが入ります。
□の中に「Guitar Solo」と書いてもいいのですが、ここはHセクションとして、五線の中に「Guitar Solo」と表記します。
ソロが続く範囲を「-」で示します。
ギターソロは7小節なのでそこで二重線を書き、その後は白紙にしておきます。
さて、ここまで来てスペースに若干問題が出てきました。
2ページ目はあと残り4行。
ここでいくつかの選択肢があります。
別に悪いことではないのですが、譜面はできるだけ短くまとめるに越したことはありません。
できれば2ページで収まるように工夫したいところです。
Hセクションの最後からD.S.でFセクションに飛ばすと多少小節を圧縮できます。
ただ、落ちサビは3回繰り返します。
しかし、Fセクションは2回繰り返しの記号がついているので、Fセクション終わりで「コーダ」で飛ばし、落ちサビの最後1回をIセクションにするという書き方になりそうです。
しかしこれだと1回目のFセクションで間違ってコーダに行く可能性もあります。
ややこしいのでできれば使いたくありません。
そもそもここで悩んでいるのは、1ページ目を全部使わずに改ページしたことが原因なので、1ページ目を詰めればいいだけです。
1ページ目は3行も余っているので、ちょうどD、Eセクションがまるまる入ります。
- 最初に書いた1ページ目
- セクションを詰める
ここから改めて2ページ目を書いてみましょう。
2ページ目がFセクションからとなりました。
Iセクション(落ちサビ)を作り、繰り返し記号を挿入。
8小節目に「×3」として、3回繰り返すことを指示しています。
これはもしかしたらローカル表記かもしれないので気を付けてください。
ここまで書いてもまだ5段余ってるのでこれで最後まで書いても2ページで収まるようになりました。
残りを書くとこうなります。
Kセクションが「アウトロ」となります。
最後にある「fine」は音楽記号で、「ここで終わり」という意味です。
ちなみに「ファイン」とは読みません、「フィーネ」です。
ドイツ語らしいです。
Kセクションは7小節目で終わりっぽい感じがありますが、余韻も含めて8小節としました。
さて、これで一応「マリーゴールド」のリードシート(譜面)が完成したことになります。
では最後にもう一度曲を聴きながら譜面を追ってみましょう。
どうですか?
初心者にはまだ難しいかもしれませんが、譜面に慣れている人ならすっきりとして分かりやすいと思います。
ただ、これが絶対的な正解ではなく、あくまで一例なのでそこはご了承ください。
この譜面を丸々コピーして誰かに渡したときに苦情が出て『八幡が言ってたことは嘘じゃないか!』と言われても僕は知りません。
譜面に絶対的正解はないのです。
次回より、コード表記について解説します。
あと、メロディの書き方もレクチャーしようかなと思います。
お楽しみに!