ギターにはいろんな部品がついていますが、これからギターをやりたいという人の中にはツマミとかスイッチなどのメカが苦手という人もいるかもしれません。
そこで今回はそういった部品についてどういった機能があるのかをご紹介します。
赤丸の部分がスイッチです。
セレクターとも言いますが、今回はスイッチで統一します。
これで何をするかというと、使うピックアップを選びます。
分かりやすく言うと、スイッチを変えると音が変わるということです。
正直これ自体意味がわからなくてもギターからは音が出ます。
詳しくはまたピックアップ編や個別のギター解説でご説明します。
スイッチの近くにあるノブ(ツマミ)には、それぞれ用途が書かれてあります(以下ノブで統一)。
こちらのストラトには「VOLUME」「TONE」「TONE」とあります。
それぞれの機能は以下の通り。
VOLUME
全てのピックアップのヴォリューム。ここを回すとギターの音量が変化する。0にすると音が出なくなる。
TONE(VOLUMEに近い方)
ネックピックアップ(一番上)のトーンを調節
TONE(VOLUMEから遠い方)
センターピックアップ(真ん中)のトーンを調節
ストラトタイプのノブの特徴は、
1:マスターヴォリュームしかない
2:リアピックアップのトーン調節が効かない
この2点です。
ヴォリュームはいいとして、トーンとは何でしょう?
簡単に言うと、TONE10だとシャキッとした音になり、下げていくとモコモコした音になります。
「なんか自分のギター、やたらモコモコしてんな」と思った方はTONEが下がっている可能性があります。
Gibson系のギターはFender系とはやや違います。
まず、「VOLUME」×2、「TONE」×2で計4つノブがあります。
それぞれが各ピックアップに対応しています。
つまり、
ネックピックアップのためのVOLUME、TONE。
ブリッジピックアップのためのVOLUME、TONE。
ということです。
ということは、ネックピックアップのヴォリュームを10、ブリッジは8にして使ったりもできるということです。
TONEも同様です。
上記以外にもスイッチがやたら多いギターもあります。
個人的には使ったことがないので何が何に対応しているのか分かりません。
以下、一応知識として。
スイッチ類が多いとその分配線も多くなるので故障の原因になります。
とはいってもエレキギターにはスイッチがつきものですし、我慢してわざわざスイッチのないギターを選ぶ必要もありません。
どうしてもスイッチの多いギターが弾きたければ迷わず使いましょう。
最後に、もし楽器屋さんで試奏する機会があれば、VOLUMEとTONEを一度チェックして、それぞれ10になっているか確認しましょう。
少しでも下がっていると音が小さかったりモコモコしたりして印象が変わってきます。
あと、スイッチがあれば動かしてみて音がどう変わるかも試してみましょう。
万が一スイッチをいじって壊れるようなことがあれば、楽器自体が不良品です。
その場合は絶対に購入しないようにしましょう。
また、購入した楽器がそうだとしたら返品しましょう。