先日購入したFender Champion20という小型アンプが思いのほかよかったので、再レビューします。
前回の記事はこちら。
このアンプは以下の人に向いています。
・お金がない
・自宅用のアンプが欲しい
・でかい機材を置く場所がない
・Fenderの音が好き、興味がある
・できればモデリングじゃなくアンプから音を出したい
・Fenderらしいクリーンが出ればそれでいい
・エフェクターは持ってる
逆に、以下の人には向いていません。
・ライブで使うアンプが欲しい
・でかいのが欲しい
・アンプは歪ませて使いたい、アンプで歪みを作りたい
・アンプ内蔵エフェクターに期待している
Fender Champion20の使い方はたった一つだけです。
・「VOICE」を「TWEED」チャンネルのプリセット二つ目か三つ目にする
・基本「VOLUME」で音量を調節し、「GAIN」は味付け程度に
・エフェクターは外部から(リバーブは使えなくもない)
いろんな機能には一切期待せず、「TWEED」チャンネルのクリーン一択で使うと、コスパ最強アンプとして機能します。
それも、『まあこの値段でこれなら我慢できるか…』ぐらいじゃなく、ちゃんと太くていい音が出るので、弾いてて楽しくなりますよ。
普通にこの音一択で「GAIN」もなしで、イコライザーにMIDがついてて、リバーブだけつけて1万円切ってたらベストセラーになったと思うんですが……
それぐらいちゃんとしたフェンダーサウンドが出ます。
もちろん真空管とはまた質感が違いますが、Roland系の冷たい音ではありません。
最近、現行ギターはソリッドステートの方が合ってる気がしてきました。
真空管のある種のきつさと現行ギターのレンジの広さ(特に最近のモデル)は相性が悪い気がします。
ヴィンテージギターならミドルにギュっと寄っているので、真空管のハイやローを変に増幅させないような気がします。
なんでもかんでも真空管が最高!というのは違うんじゃないかと思います。
もちろんそれはヴィンテージギターにも言えますが。
話は逸れましたが、ソリッドステートの小型多機能アンプに偏見がなく、上記の条件でよければ一度Champion20は使ってみて損はないと思います。
教室をやってる講師さんにもレッスン用におすすめです。
FENDER ( フェンダー ) / Champion 20
Amazon