八幡謙介ギター教室in横浜講師のブログ

ギター講師八幡謙介がギターや音楽について綴るブログ。

ネックが反らないギターの置き場所は?


八幡謙介ギター教室in横浜

ご存じの通り、ギターのネックはちょっとした気温・湿度の変化で簡単に反ってしまいます。

ギターを弾いている以上この問題からは逃れられません。

ですからギターは持ち主がきちんと管理し、日々ケアしてあげなくてはならないのです。

ネックの反りについて、調整やケアの仕方はいろんな情報が出回っていますが、意外と語られないのがギターの置き場所です。

ほとんどの人はギターをむきだしにして、スタンドに立てて部屋のどこかに置いているはずです。

実はその置き場所によってダメージの受け方が全然違ってくるのです。

以下、僕が研究した範囲で置き場所によるダメージの違いをお教えします。

 NG1 ドアや窓の近く

僕が知ってる範囲で、一番ネックがダメージを受けやすいのが、ドアや窓の近くです。

なぜかというと、急激な湿度変化が起こりやすいからです。

以前、一本だけやたらとネックが反るギターがありました。

手持ちで一番安物だからかなと思っていたのですが、それにしてもおかしいのであれこれ考えてみて、そのギターをドア付近に置いているからではないかと推理しました。

そして、置き場所を変えてみると、途端にネックが反りにくくなりました。 

NG2 クーラーが直であたる場所 

最近ですが、都合上、いつもギターを置く場所からある場所に一本移動し、一日そこに放置していたところ、ネックが反りました。

よくよく考えてみると、そこはクーラーの風が直接当たる場所でした。

おそらく急激に乾燥が進んだんでしょう。

クーラーが直接あたる場所も避けた方がいいでしょう。

まあこれは風の向きを調節すればどうにでもなりますが。 

構造上どうしてもクーラーが当たる場所にしかギターが置けない場合は、ケースにいちいちしまうか、それができなければ布か何かでギターを覆ってやるとダメージは軽減できると思います(やったことないから知らんけど)。

ずっとハードケースに入れておくのは? 

ギターを基本ハードケースに入れておくことを推奨する人もいますが、個人的には疑問です。

冬はともかく夏は湿気がこもりそうだし、ハードケースに入れている安心感からかありえない場所に保管する人もいます。

それに、毎日弾くならいちいちハードケースから出し入れするのはめんどくさいですし。 

推奨するギターの置き場所

僕が推奨するギターの置き場所は、

 

ドアや窓から遠く

クーラーの風が直接当たらない

 

ところです。

部屋の隅でもいいし、ギターハンガーを使ってクローゼットに吊すのもありでしょう。

僕も2本分のギターハンガーを持っていて、今はアコギをクローゼットに吊していますが、状態は良好です。

やたらとギターのネックが反る人は一度置き場所を変えてみてください。

それでも反るならまた別の問題かもしれません。 

 

追記:ギター収納の最終回答

k-yahata.hatenablog.com

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