八幡謙介ギター教室in横浜講師のブログ

ギター講師八幡謙介がギターや音楽について綴るブログ。

2022年度版、ギターと湿度の問題 ギターのネックが反らない湿度設定は?


八幡謙介ギター教室in横浜

これまでギターのネックの反りと湿度の関係を何度か書いてきましたが、その最新版です。

といっても新しいトピックは特にありませんが。

過去記事は下記参照。

 

今年も梅雨の季節がやってきて、除湿機やクーラーの出番となりました。

ただ、気を抜くと温度と同時に湿度もめっちゃ下がってることがあります。

一度湿度43%まで下がっていたことがありました。

そうなると当然ギターにも影響があります。

ギターは基本クローゼットにしまっていて、

k-yahata.hatenablog.com

クローゼットの中は部屋の湿度が低すぎるときはやや高め、高すぎるときはやや低めで安定しています。

例えば部屋の湿度が45%のときはクローゼットの中は55~60%ぐらい、逆に部屋の湿度が70%を超えていてもクローゼットは60~65%ぐらいを保っています。

そのおかげで意外なほどネックにダメージはありません。

ただ、ギターをクローゼットから出して弾いたときに湿度の影響を受けているようです。

先日も一番よく使うギターが順ぞりしていました。

湿度50%を切る状態で弾いていたからでしょう。

 

2021年度は50%が最低ライン、それ以下になると一度除湿機やクーラーを切るか調節することにしていました。

どうやらそれではまだ低すぎるようなので、2022年度は部屋の湿度を最低55%、それ以下だとレッドゾーンにすることとします。

これだとうっかりしていても50%を切ることは減るでしょう。

あと、除湿機も時々切ることができるので、電気代も節約できます。

 

とまあギターの管理に気を使っているのですが、そもそも外で活動する人はもっと過酷な状況で使うので、ネックが反って当たり前です。

そういう人はもう反るものだと思って定期的にメンテするようにしましょう。

僕の場合は部屋でしか弾かないのにネックが反るのが腹立つので湿度管理をしっかりしているというだけです。