以前順反り対策としてギターのチューニングを1音下げて保管すると反りにくくなると書きました。
こちらを書いたのが9月12日。
そこから約3週間ぐらい経ち、改めて報告します。
結論から言うと、やはりチューニング下げておくとネックは反りません。
2023年の9月末は気候の変化が激しく、やっと秋になったかと思うとまた真夏に戻ったりしていました。
普通なら絶対にネックが反っているはずですが、チューニングを下げておくと一番弱いギターでもびくともしませんでした。
ちなみに弦のゲージは08です。
半音下げで保管したらどうなるかは実験していませんが、もしかしたら半音なら若干反るかもしれませんね。
個人的には1音下げ保管で継続していくつもりです。
そもそも半音下げるのも1音下げるのも手間はそんなに変わらんし。
暇な人は半音下げと1音下げで実験してみてください。
ただ、ギターのネックは個体差があるし、反りは気候によって変わるし、なかなか正確な実験は難しいと思いますが。
毎日弾くギターを毎日チューニング下げて保管するのはかなり面倒くさいとは思いますが、ネック調整やメンテにかかる費用、リペアに預ける日数などを考えると絶対にやっておいた方がいいです。
ちなみに、5年ぐらいかけて実験した結果、最適な保管方法は、
・ケースに入れる
・窓やドアの近くに置かない
・エアコンや扇風機の風があたるところに置かない
・フレットガードを使う
・湿度は55%~64%がベスト
・乾燥剤は逆効果
・湿度50%切ったら順反りすると思え(40%台最適論はアメリカ基準)
です。
ギタリストにとっては全部めんどくさいし考えたこともない人の方が多いと思いますが、大切な楽器を守るためにはこれぐらいして当たり前です。
何度も言ってますが楽器を裸で放置したり飾って悦に入るのはギタリストぐらいです。
そろそろそういった恥ずかしい慣習は捨て、楽器を正しく管理できるようになりましょう。
楽器管理の記事は下記参照。